リーバイス351N(606の原型)黒タブビッグE アーキュエイトステッチ無し! トップボタン裏S

こんにちは ジーンズリペア&クラフト hands-onです。

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今回紹介するのはこちらです。

まだ色が濃い状態のビンテージジーンズです。

シルエットを見るだけで、501では無さそうですが、、、

スソ幅が16センチ位です。

これは スリムジーンズ でしょう。

という事は606?

アウトシーム部分の裏側です。

なんと、、、片耳仕様になっております!

インシーム部分の裏側です。

ロック縫い+シングル押さえ

501と同じディテールを兼ね備えております。

606の場合はWステッチの巻き縫いのはずですが、、、

過去ブログで606のプロトタイプ?

謎の激レアジーンズを紹介しておりました。

こちらをクリック

それに近い印象ですが、、、

今回のジーンズは 持ち主さま から貴重な情報を頂いております!

詳しく知らなかったので、勉強になりました。

(最後に情報をお伝えしますね)

続きまして、前身頃です。

リベット無しのカンヌキ留めです。

ここは606と同じです。

ジッパーフライになっております。

(ジッパー不良だったので、リペア入荷しております)

ジッパーフライは菱形のグリッパーです。

これは60年代に採用された、古いタイプだと思います。

トップボタンは銅色です。

トップボタン裏 S でした。

後身頃を見て行きましょう!

バックポケットに アーキュエイトステッチがありません。

実はここが 今回の最重要ポイントです。

過去ブログで紹介した606のプロトタイプ?

にはアーキュエイトステッチが入っておりました!

黒タブのビッグE です。

これは刺繡ですね、渋くていい感じです。

では、このジーンズの答えを解説します。

品番 351N です。

マニアの間では有名だと思います。

私も名前は知っていました。

これが606の原型だったのです。

今回、初めて現物を手に取りました。

依頼されたお客様、掲載OK ありがとうございます!

何故、351Nなのでしょう?

これも調べていくと、面白い事実 がわかってきました。

1962年にスタートした ホワイトリーバイス シリーズ。

※デニムラインではなくて、カラーパンツのシリーズです。

当時のホワイトリーバイスシリーズで

351というスリムパンツの品番がありました。

Nというのはネイビー色の頭文字です。

カラーパンツのバリエーションにネイビー色

だから、これだけはデニム生地を採用?

リーバイスらしい、発想です。

606スーパースリムがデビューしたのが1967年なので

351Nは1962年~66年頃に存在したと思います。

製造年代から501XXのギャラ無し時期です。

という事は使っている生地も XXデニム でしょう。

これがマニア心をくすぐる要因でしょうね。

スリムジーンズでありながら、XXデニム

アウトシーム部分に耳がある。

スリムジーンズの元祖は606だと思われていたが

その原型がカラーパンツ351のN(ネイビー)だった!

これだけの条件が揃った、幻のジーンズだったのですね。

長年の疑問がわかって、スッキリしました。

では!

SDGsの目標12 作る責任 使う責任

デニム(綿100%)は直し続けると、一生使えますよ!

人生の相棒にデニム(綿100%)という選択を、、、

※ポリエステル混紡のストレッチデニムは例外です。

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リペアのご依頼や商品のご購入などは、こちらからお願い致します。

https://hands-on-jeans.com/holt

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