こんにちは ジーンズリペア&リメイク hands-onです。
※画像クリック(タップ)で詳細表示に変わります。
インスタグラム投稿の際は ハッシュタグ ♯handsondenim をお願い致します。
今回紹介するのはこちらです。
前回に引き続き、3rdモデルのGジャンを紹介します。
前回からの続編だと思ってください。
嬉しい事に、パッチが残っていました。
557XXになります。
ハンガーが邪魔なので、、、ずらしました。
アップでどうぞ!
XXギャラ無し(Every Garment Guaranteed の表記無し)になります。
こちらのパッチ縫いのステッチは黒糸ですね。
前回の557XXはイエロー糸でした。
2パターン存在しているみたいです。
腰帯の前合わせ部分です。
ボタンホール側の押さえステッチがちょっとだけ身頃に落ちています。
左右カフスの部分です。
ボタン側の押さえステッチがちょっとだけ身頃に落ちています。
ギャラ入りだと、もっと長いステッチで落ちていました。
ギャラ入りからギャラ無しへの移行期だと、短くなるのか?
個体差なのか?
何なのでしょう、、、
詳しくは558XXギャラ入りを紹介したブログをご覧ください。
↓
赤タブをチェックします。
もちろんビッグEです。
Vの幅は左右均等の 通称 均等Vです。
ここは前回と同じですね。
フラップ裏がライトオンスデニムになっています!
前回は通常のレギュラーデニムでした。
同じ XXギャラ無し で明らかな違いが出ましたね。
この部分が切り替わっている時期を突き止めたと思います。
XXギャラ無しには、このように2パターンが存在しました!
胸ポケット入口のWステッチ、カンヌキは両方イエローステッチです。
ここは前回と同じです。
後ろ身頃を見ていきましょう!
パッチの縫い付けステッチは黒色でした。
ここも前回と同じです。
(前回は表側だけイエローステッチです)
画像が少なくて、申し訳ないのですが、、、
この557XXはオールイエロー綿糸です。
(パッチ部分のみ黒糸)
ギャラ入りXXとほぼ同じディテールだと思います。
最後まで引っ張りました、、、
ボタン裏のチェックです。
D でした。
その他も D でした、、、
ここで ある噂 を検証します。
フラップ裏のボタンだけ17の場合があるという事なのですが、、、
17でした!
ちょっと見えにくいのですね、、、
刻印が浅い、、、
アップでどうぞ!
間違いなく 17 です。
噂は本当でした。
現物確認が出来て、嬉しかったです。
D と 17 は同一工場だと言える 動かぬ証拠です。
まさに、ギャラ入り(17)からギャラ無し(D)への移行期というのがわかります。
製造年は1962年頃です!
なぜ、フラップ裏だけが 17 の古い刻印なのでしょう?
これは製造工程だと思います(予想です)
ボタンを打つ工程が2回あったのでは?
胸ポケットの狭い部分は縫い上げる前の段階で先にボタンを打っていた。
そして、Gジャンとして縫い上げてから最後に残りのボタンを打っていた。
よって、先に打つ工程では17の古い在庫ボタンを使う。
後の工程では新しいDボタンを使う。
という仮説を立ててみました。
今回は色々な謎が解けたので、うれしかったです。
では!
・ご依頼の流れは以下のページで説明しております。
↓
https://hands-on-jeans.com/nagare.html
・ビンテージ(アンティーク)ミシンで作った製品も販売しております。
↓
https://handsonjeans.thebase.in/
(BASE検索 hands-on-jeans)