こんにちは ジーンズリペア&リメイク hands-onです。
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今回紹介するのはこちらです。
程よい色落ちで、穿き込みを楽しめる程度の色も残っています。
アウトシームのアタリ感
理想的ですね。
縦落ち感もあります。
ムラ感は少なめで荒々しいイメージではありません。
ジッパーフライのジーンズでした!
トップボタンがシルバーなので、、、
501ZXX もしくは502です。
隠しリベットがあるので、、、501ZXXでした!
隠しリベットがなくなると502に品番変更されます。
移行期はWネームというのもありますが、、、
ジッパーのメーカーはグリッパーです。
他には タロン スコービル も存在します。
501ZXXではグリッパーが一番古いと思います、、、多分
ストッパーの爪は両爪です。
これをカムロックと呼びます。
片爪のタイプをピンロックと呼びますが
これよりも古い年代に採用されています。
過去ブログでそれを紹介しております。
↓
リベット裏はアルミ製でした。
という事は、、、ギャラ無し紙パッチの可能性が高いです。
年代的には1962年~64年頃だと思います。
トップボタン裏は K でした。
K は珍しいと思います。
過去ブログで K が登場したのを今でも覚えています。
↓
Kの工場ではジッパーフライの製造が多かったのでしょうか?
勝手な想像ですが、、、
後ろ身頃です。
まだ色残りがありますね!
センターループずれです!
ギャラ入り期を象徴するディテールです。
という事は、、、
ギャラ入り~ギャラ無しへの移行期?
という推測が出来ます。
年代的には1962年頃と考えられます。
残念ながらパッチが欠損しているので
ギャラ入り ギャラ無し どちらであるかの断定は出来ません。
その他ディテールから、推測するしかありませんね。
※パッチ無し なので古着屋さんだったら、ギャラ無しで販売されると思います。
最後にバックポケットをチェックします。
アーキュエイトステッチのカーブは普通くらい?
そこまで深めのカーブではありませんね。
使っている糸はオレンジ(金茶色?)の綿糸になっています。
糸切れはお約束ですね。
もちろん ビッグE です。
Vの幅は左右均等幅(通称 均等V)
均等V だとタブがレーヨン製なので
くるりと丸くなります。
この現象もビンテージの味わいかと思います。
以上でございます。
今回は501ZXX ギャラ無しビンテージ 初期型 1962年頃のモデルを紹介しました。
移行期のディテールミックスなど、見応えがありました。
見て良し、穿いて良し、ビンテージデニムは楽しみ方が色々ありますね!
では!
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