こんにちは ジーンズリペア&リメイク hands-onです。
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今回紹介するのはこちらです。
またまたGジャンを紹介しようと思います。
3rdタイプですね。
パッチが付いているので、いきなり答えが出ます!
557XXです。
ギャラ無し(Every Garment Guaranteed の表記が無い)
になります。
とうとう、パッチ付きの 557XXギャラ無し が入荷しました!
これを見た時は嬉しかったですね。
この年代のGジャンはパッチ表記が無いと、断定出来ない部分がありますので、、、
557シリーズ(通称 3rdモデル)はパッチ表記で4種類に分類出来ます。
・557XXギャラ入り 1962年デビュー
↓
・557XXギャラ無し 1963年頃から
↓
・557
↓
・557 70505(Wネーム) 1966年(ジーンズもWネーム期)
そして、1967年に70505に品番変更(通称 4thモデル)となります。
約5年間という短い期間でこれだけの品番変更があります。
このGジャンの依頼主さまも、やはりコレクターで557を集めているそうです。
移行期を含めると、ディテールも共通しています。
なので、パッチが無いと 判別が難しいGジャン だと思います。
まずは、帯先の縫い方から見ていきます。
ギャラ入りでは帯先を止める 折り返しステッチ が身頃に落ちていましたが、、、
このギャラ無しでは落ちていませんね。
この件は、過去ブログで紹介しています。
↓
裏から見ると、ステッチ使いはこんな感じです。
帯先で返し縫いになって止めていますね
あとボタン裏の刻印ですが、わかりにくいです、、、汗
他のボタンをチェックします D? O?
これはDですね。
Oというのもあるので、見分けが難しいです。
噂ですが、、、
17→Dという説があります。
過去ブログの558XXギャラ入りは17でした。
そうなるとギャラ無しでDになった可能性はあると思います。
ボタン裏の刻印が移行期の時は刻印が新旧で混ざる事があります。
例えば、今回だったら 17とD が混ざって使われている。
それを見つけたら、動かぬ証拠として断定出来ると思います。
次は赤タブをチェックします。
もちろんビッグEです。
Vの幅が左右均等なので 通称 均等Vです。
まあ、この年代は均等Vだったと思います。
不均等Vになるのは70505(4thモデル)辺りからです。
3rdモデルのGジャンで要チェックなのは、、、
フラップ裏です。
何と、、、
通常のレギュラーデニムを使っていますね。
ライトオンスデニムではありません!
XX=ライトオンスデニムだと思っていました。
パッチが残っていなかったら、557だと判断していました、、、汗
557シリーズは短い期間での品番変更なので
やはり、パッチ表記が全てだなあと思います。
これは、557XXから557への移行期 なのかもしれません。
今回、新たな発見をしました。
ポケット淵のWステッチはイエロー、カンヌキ留めもイエローです。
ここはセオリー通りです。
この557XXですが、、、
イエロー綿糸使いが多数です。
オールイエローとは言い切れませんが、、、8割イエロー綿糸です。
こうゆう部分も全部イエロー綿糸。
何だか斬新でカッコ良いです。
二度目の登場ですが、、、
パッチの表ステッチもイエロー綿糸になっています。
この年代だと黒綿糸だと思います。
それを踏まえて、裏側を見ていきます。
下糸はちゃんと黒綿糸(退色して変わっています)です。
ここは3rdモデルとしてのこだわりを貫いています。
背中にパッチ縫いのステッチが目立つのを回避していますね。
いやー
557(3rdモデル)のGジャンも奥が深いです。
微妙な変化が次々に起こっています。
まだまだ知らない事が出てきそうですね。
では!
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