こんにちは ジーンズリペア&クラフト hands-onです。
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今回紹介するのはこちらです。
いい感じに色落ちした 古着ジーンズです。
ビンテージデニムのオーラがあります!
ボタンフライなので501です。
小股部分にカンヌキ留めが無いので、、、501XX
もちろん、隠しリベットがあります!
隠しリベットに刻印は、、、無さそうです。
リベット裏 銅色になっております。
という事は ギャラ入り(1962年)以前だと思います。
リベットの素材はどうでしょうか?
鉄製の銅メッキ OR 銅製 になっております。
磁石に反応したので、鉄製の銅メッキです!
リベット突起の先端に注目します。
メッキが剥げて、鉄が剥き出しになっております。
そうゆう個体もありますよ。
ちなみに
リベット素材が鉄製の銅メッキの場合は
ギャラ入りの可能性が高いです。
フライボタンの形状をチェックします。
ギャラ入りだったら、足長Rボタンのはずですが、、、
通常Rでした!
という事は、革パッチの可能性が高いです。
リベット素材、フライボタンの形状からは
革パッチ OR ギャラ入り の判断が出来ませんでした、、、残念
しかし、年代は1954年~1955年頃に絞られております。
(革パッチ~ギャラ入りの移行期頃)
トップボタン裏をチェックします。
14でした!
隠しリベットの刻印が無くなって、トップボタン裏の刻印が始まった頃です。
(両方に刻印があるパターンもあります)
さて、1950年代の14番工場はどこでしょうか?
柴剣談話室のブログをチェックしてみましょう!
テキサス州 ウィチタフォールズの工場 らしいですよ。
ちなみに 14→W→4→585 という年代変化になるみたいです。
このような資料があると、助かりますね!
では、後ろ身頃も見ていきましょう。
50年代のXXらしい、縦落ちですね。
点落ちの集まり→縦落ちにつながる、独特の表情です。
惚れ惚れします、、、
アーキュエイトステッチは抜けておりますが、深いカーブを描いております。
センターループはオフセットになっております。
このディテールでは 革パッチ OR 紙パッチギャラ入り
の区別は出来ません、、、
(どちらの年代でもあり得ます)
パッチの欠片が残っていました、、、嬉しい
紙パッチギャラ入りです!
その他ディテールより、最初期のギャラ入りだと思います。
1955年頃ですね。
今回のブログで興味深かったのは
ボタン裏の番号と工場が判明した事です。
長年の謎が、これから色々とわかってくると思います。
過去のブログを見ながら、検証するのも
面白いかもしれませんね。
では!
SDGsの目標12 作る責任 使う責任
デニム(綿100%)は直し続けると、一生使えますよ!
人生の相棒にデニム(綿100%)という選択を、、、
※ポリエステル混紡のストレッチデニムは例外です。
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