第119回(動画有)リーバイス501ZXX 革パッチ初期型 グリッパー片爪(ピンロック)サイドステッチが長い 隠しリベット刻印不明

こんにちは ジーンズリペア&クラフト hands-onです。

動画解説もしております、良かったらご覧ください。

今回紹介するのはこちらです。

状態の良いビンテージジーンズですね。

節々のアタリ感も非常にいい感じです。

このアタリ感はビンテージジーンズ独特ですね。

アウトシームのボコボコしたアタリ感と縦落ちのコンビ、、、

もう芸術だと思います。

こうゆう色落ちをするのはXX生地だと思います。

ムラのある点と線が重なり合っています。

私にとって理想的です。

あまりにも色落ちが良いので、そこに着目してしまいました(笑)

サイドステッチが長いです。

47モデル?

コインポケットはカミナリシワが入っています。

という事は、耳が付きません。

(生地を縦方向に使っているから)

ポケット裏はシングルステッチです。

リベット刻印は全体に広いです。

47の前期ではありません。

革パッチの可能性も出てきました。

ベルトループ幅は太いです。

中盛り感がとてもいい感じですね。

美しいアタリ感が出ています。

こちらのジーンズは、、、

ジッパーフライでした!

トップボタンがシルバーなので

501ZXXです。

1954年にデビューしたと言われています。

隠しリベットの刻印が、、、わかりません、、、涙

銅メッキが剥げて、鉄が剥き出しになっていますね。

フロントのリベット裏は銅製です。

上まで突き抜けたVステッチ

完全に三角形になっています。

この部分も個体差が大きく、ある意味個性ですね。

トップボタン裏です。

刻印ですが、点々のキズが入っています。

ジッパーフライはグリッパーです。

片爪のピンロック仕様となります。

501ZXXでも初期型のみに採用された、ピンロックです。

かなりレア物だと思います。

後ろ身頃をチェックしましょう。

その前に、、、

この全体のアタリ感、パッカリングの凄さ!

もう理想的ですね。

ベルトループは太めタイプのセンターセットです。

革パッチ確定のディテールです。

(革パッチの最終はループずれです)

退色したイエロー綿糸のアーキュエイトも味わい深いです。

ここまでのディテールを見ると、片面タブっぽいのですが、、、

両面タブ!

501ZXXなので、、、

これは本当に最初期だと思います。

店頭に出たのは1954年かもしれませんが

製造されたのはもうちょっと前だったと思います。

そんな個体です。

隠しリベットの刻印が分からなかったのが、残念です。

サイドステッチが長いタイプは 15刻印 の特徴かも?

※15刻印は ミズーリ州 シデーリア(Sedalia)工場です

なんて思っていましたから。

今回の個体とほぼ同じ物を過去ブログで紹介していました。

こちらをクリック

よって、今回の個体ですが

隠しリベット裏の刻印は 15 の可能性が高いと思います。

では!

・当店のウェブサイトをまとめたリンク集になります。

リペアのご依頼や商品のご購入などは、こちらからお願い致します。

https://hands-on-jeans.com/holt

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