こんにちは ジーンズリペア&クラフト hands-onです。
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色残りが多く、状態の良い古着デニムです。
アウトシーム部分、スソ部分 パッカリングが芸術的ですね。
もちろん 耳付きのデニムです。
こちらはジッパーフライのジーンズになります。
小股の右斜め上にカンヌキ留めがあるからです。
目立たない紺色のカンヌキ留めです。
※ジッパーが開きすぎるのを防止する為でしょう。
ジッパーはタロンでした。
裏側には USAの刻印 があります。
隠しリベットがありますので、、、ZXXです。
刻印は、、、14?
トップボタン裏 刻印14でした。
この部分は一致します。
14番は テキサス州 ウィチタフォールズだと思います。
後に、W刻印に変わります。
サイドステッチは短いです。
(極太の綿糸です)
リベットは 鉄製の銅メッキです。
サビが染み出ております。
革パッチ、紙パッチギャラ入り どちらかに絞られます。
状態が良いので、パッチが残っております!
紙パッチギャラ入り 504ZXX でした!
504ZXXとは?
501ZXXのユースサイズになります。
ギャラとは?
品番の上に記載されている(消えかけておりますが、、、)
Every Garment Guaranteed の事
ギャランティード→ 略してギャラです
当時の表記方法では
W30以上は501ZXX
W29以下は504ZXX(W27~29インチ展開)
品番は違いますが、同じシルエットです。
このジーンズはサイズ表記が欠損しておりますが
W29インチだと思います。
前回投稿した503BXXと同じサイズ という事。
(持ち主さまが 同じサイズ だと言われております)
紙パッチギャラ入りなので、、、1950年代後半(1955年以降)の製造です。
センターループがズレております。
ここはXXギャラ入りのセオリー通りです。
両面タブのビッグEになっております。
今回紹介した 504ZXXもパッチ表記が全てです。
パッチが欠損していると、断言出来ないモデルになりますので
今回も貴重ですね。
(パッチが残っているのが重要)
ジッパーフライに関するウンチクをひとつ、、、
実はキッズサイズ(W18~26インチ展開)の503ZXXというのあります。
これのデビューが1951年
翌年(1952年)にユースサイズ 504ZXX(W27~29インチ展開)がデビューします。
そして、、、1954年に成人サイズ(W30インチ以上)
501ZXXがデビューとなっております。
※1967年頃に502に品番変更します。
キッズサイズ、ユースサイズを先に投入していたのです。
これは勝手な予想ですが、ジッパーフライのジーンズを初めて採用する際に
ユーザーの反応を確認したかったのでは?
と思います。
貴重なジーンズだったので
ユーチューブにもアップしております。
では!
SDGsの目標12 作る責任 使う責任
デニム(綿100%)は直し続けると、一生使えますよ!
人生の相棒にデニム(綿100%)という選択を、、、
※ポリエステル混紡のストレッチデニムは例外です。
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