リーバイス 558XX(557XXのロング丈)最初期ギャラ入り紙パッチ ボタン裏17

こんにちは ジーンズリペア&リメイク hands-onです。

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今回紹介するのはこちらです。

Gジャンです。

こちらはデッドストックで購入されたそうです。

状態が非常に良いので、裏ブログで紹介させて頂きます!

(掲載OKとの事で、お客様に感謝です)

この形を一般的に3rdモデルと呼びます。

でも、ちょっと着丈、ソデ丈が長くありませんか?

パッチがばっちり残っているので、いきなり答えを出します。

こちらはリーバイス 558XX です。

557XX(通称3rdモデル)の丈が長いバージョンです。

557に比べると、558の方が生産数は圧倒的に少ないレア物です。

そして、パッチを見てください。

Every Garment Guaranteed の文字が、、、

通称 ギャラ入りなんです。

もうこれは レアじゃなくて、、、激レアです!

現物を見るのは初めてでした(大興奮)

よって、3rdモデルの最初期型 1962年頃のモデルです。

それではディテールをチェックしていきます。

赤タブはもちろんビッグE

Vの幅は左右均等幅(通称 均等V)です。

フラップ裏にはライトオンス生地を使っています。

これは3rdモデル 前期型の証です。

今回のXXギャラ入りとXXギャラ無しはこうなっているようです。

フラップ下のステッチ使いにも注目します。

オールイエローですね。

カンヌキ留め Wステッチ どちらもイエローになっています。

これも後期型になると ステッチが黒に変わってきます。

帯留めのステッチ使いにも注目します。

チェーンステッチの端をシングルステッチで留める仕様なのですが、、、

最後が身頃に落ちています(赤線部分)

どうやら、これは最初期の ギャラ入り独自 のディテールのようです。

※お客様に教えて頂きました。

ボタン裏は、、、

見えにくい、、、汗

17ですね。

(全部刻印が薄かったです)

3rdモデルで 刻印17 というのも初めて見ます。

アルファベットのみだと思っていました。

A D O というのは見た事がありました。

どうやら、3rdモデルでボタン裏が17だと 初期型のようですね。

※お客様に教えて頂きました。

ちなみに 507XX(通称2ndモデル)も17刻印だと思います。

こちらをクリック

後期型のギャラ入り 507XXを過去に紹介しています。

Gジャンの 2ndモデル→3rdモデル は同じ工場(17工場)

で生産していた事が証明されます。

という事は、、、

3rdモデル ギャラ入りは

2ndの最終モデルと同時期生産だったというのも予想出来ます。

まさに移行期です。

イエローステッチ使いが多いですね。

ギャラ入りXXの特徴でしょうか?

3rdモデルっぽくない無いです。

そこがまた、魅力的です。

過去ブログの507XXを見ていて、気が付きました。

パッチ縫いのステッチが黒になっています。

よってステッチが生地に馴染んでいます。

これは意図的ですね。

ワークウエア(2ndモデル)からファッションウエア(3rdモデル)

というGジャンの歴史的な転換期でした。

パッチ縫いのステッチを隠すというファッション要素だったような気もします。

ビンテージデニムは歴史的な背景も垣間見れるので、見るだけで楽しかったです。

次回もGジャンを引き続きを紹介したいと思っています。

では!

・ご依頼の流れは以下のページで説明しております。

https://hands-on-jeans.com/nagare.html

・ビンテージ(アンティーク)ミシンで作った製品も販売しております。

https://handsonjeans.thebase.in/

(BASE検索 hands-on-jeans)

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