こんにちは ジーンズリペア&クラフト hands-onです。
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今回紹介するのはこちらです。
カラーデニムです。
バーガンディー(ワインレッド)色になっております。
このパンツはいろんな意味で激レアです。
まずはこの色ですね。
古着屋さんでも滅多に 見ることが出来ない と思います。
カラーデニムとお伝えしておりますが、、、
本当にデニムです。
芯まで染まっていないので、このように色落ちしております。
↓
現代のカラーパンツは生地が芯まで染まっているので
穿き込んでも、色落ちの変化をしません。
これを再現するのはかなり難しいと思います。
中白染めなので、デニムと同じロープ染色だったのでしょうか?
謎です、、、汗
アウトシーム部分をチェックすると、、、
耳がありました!
端がセルビッチのカラーデニムです。
先に後ろ身頃をチェックします。
全体的に細身なので、スリムタイプのジーンズです。
スソ幅 16.5センチ位
リーバイスの伝統的なスリムジーンズと言えば
606を思い浮かべると思いますが
どうなのでしょうか?
バックポケットにアーキュエイトステッチがありません!
黒タブのビッグE(均等V)
という事は、、、
351(606の原型)という品番でした!
そして、バーガンディー(ワインレッド)色は
Hで表記されるので、、、
351H です。
過去ブログで351N を紹介しておりました。
Nというのはネイビーの頭文字らしいです。
ここで面白いのはネイビー=デニムだった事です。
このように351というのは
カラーデニムの最初期だったと思います。
1962年デビュー ホワイトリーバイス シリーズ
今までデニム一色だったリーバイス社が
若者をターゲットにファッションアイテムに特化した
シリーズでした、、、
歴史の転換期を感じさせる、貴重な1本です。
当時のカラーコード情報を知ることが出来ました!
(ホワイトリーバイスシリーズに共通)
せっかくなので、お知らせしておきます。
ナチュラル/B
チャコール/D
ブラック/G
モスグリーン/K
ダークグリーン/F
ライトブルー/L
バーガンディー/H
デニム/N
ちなみに、351→606に変更になったのは
多くの品番変更で有名な1967年だと思います。
501XX→501 501ZXX→502 551ZXX→505 などが有名です。
※1966年頃 移行時期 はWネーム表記でした。
では、ここからディテールを見てきましょう!
ジッパーはグリッパーの菱形です。
裏にスコービルとあります、、、
もちろん、USA製です。
銅色ボタンです。
銅色ボタン=プリシュランク(防縮)生地を示しております。
ボタン横はVステッチ止め
ボタン裏は K 刻印でした。
K工場は、、、ノックスビル工場
18→K→8→532 という変化をするらしいです、、、
リーバイス社のジーンズ 強度(頑丈さ)の象徴であった
リベットを廃止しております。
これは大きな決断だったと思います。
ワークウエア→ファッションウエアへの転換です。
インシーム部分は
シングルステッチ+裏ロック仕様
ビンテージ501の名残があります。
↓
のちにWステッチの巻き縫いに変わります。
縫製仕様は昔のままです。
移行時期というがわかる部分です。
今回の351シリーズは
正直言って、詳しくありません、、、汗
持ち主さまに教えて頂きました。
なので、あまりウンチクは語れないのですが
貴重なアーカイブ資料として、裏ブログで紹介させて頂きました!
SDGsの目標12 作る責任 使う責任
デニム(綿100%)は直し続けると、一生使えますよ!
人生の相棒にデニム(綿100%)という選択を、、、
※ポリエステル混紡のストレッチデニムは例外です。
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