こんにちは ジーンズリペア&クラフト hands-onです。
※画像クリック(タップ)で詳細表示に変わります。
動画解説もしております、良かったらご覧ください。
今回紹介するのはこちらです。
デッドストックからの穿き込みだそうです。
羨ましいですね。
ビンテージデニム愛好家だったら、一度は経験したい事ですから、、、
このヒゲの雰囲気は最高にカッコ良いです。
リジッド(生)穿きだったのでしょうか?
ヒゲのエッジが綺麗に出ています。
繊細な縦落ちをしています。
ビンテージデニムなのは間違いありませんね。
後ろ身頃を見ていきましょう!
今回はいつもとちょっと趣旨を変えて、色落ちメインで見ています。
(ビンテージデニムの デッドストック穿き込み は中々出会えませんので、、、)
お尻周辺もいい感じに色落ちしています。
ヒゲが腰の部分まで伸びています、、、驚
デニムの加工工場では 延長ヒゲ なんて呼び方をしていました。
こちら側だけがそうなっています。
何かの生活習慣だったのでしょうね。
面白い色落ちです。
では、ディテールをチェックします。
赤タブは ビッグE です。
Vの幅は左右で不均等(通称 不均等V)
アーキュエイトステッチはオレンジ色でピッチが細かいです。
ポリエステルのスパン糸だと思います。
(まったく糸切れもしていません)
この時点でXXの可能性は低いです。
フロント部分をチェックします。
ここで年代がほぼ決定出来ます。
後ポケットに隠しリベット無し
トップボタン横が Vステッチ(ウエスト上シングルステッチ)
ビッグEの前期型ですね。
トップボタン裏は 6 でした。
有名なテキサス州 エルパソ工場です。
1950年代→16 ※1970年代の16とは違います。
1960年代→E
1970年代→6
1980年代~90年代→524
という変化をするそうです。
柴剣談話室さんからの情報です。
小股部分もチェックします。
カンヌキはズレていません。
最後にコインポケット裏をチェックします。
チェーンステッチでした。
以前のブログで
ウエスト上シングル=コインポケット裏シングル の法則かも?
と書きましたが、いきなり 例外が出ましたね、、、苦笑
↓
以上の事から、、、
この501ビッグEは 前期型のVステッチだけど、、、
後期型(平行ステッチ)への移行期です。
アーキュエイトステッチとコインポケットの縫い方がその理由です。
沢山の501ビンテージを見てくると、どんどん細分化出来るようになってきました。
このようなディテール変更の流れを読み取れるのがとても面白いです。
では!
・当店のウェブサイトをまとめたリンク集になります。
リペアのご依頼や商品のご購入などは、こちらからお願い致します。
↓
https://hands-on-jeans.com/holt















