こんにちは ジーンズリペア&クラフト hands-onです。
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動画解説もあります、良かったらご覧ください!
今回紹介するのはこちらです。
状態の良い古着ジーンズです!
アウトシームのアタリもバッチリです。
この距離ですでにビンテージジーンズのオーラが出ています。
ヒゲは出ていませんが、フロント~ウエスト周辺のアタリ感もいい感じです!
501XX?
小股部分にカンヌキ留めがあります。
という事はXXでは無さそうです、、、マニアックな判定でスミマセン。
そして、横長のカンヌキになっています。
ベルトループも同様のカンヌキ留めでした。
やはり同じ工程(同じミシン設定)で作業しているのでしょう。
コインポケットに斜めのしわが入っていません。
生地を横向きに使っているからです。
という事は、、、
ポケット入口の裏側に耳(セルビッチ)を使っていました。
ここに耳を使うのは、意外と適当なんです。
製造工程で生地端が余ったから、偶然使ったみたいですね。
内部を見ていきましょう!
隠しリベット無し、帯上シングルステッチ、Vステッチ留め
ビッグEの前期型でしょう。
トップボタン裏は 4 でした。
当時の4番工場は、、、
テキサス州 ウィチタフォールズ(Wichita Falls)工場という事らしいです
1950年代→14
1960年代→W
1970年代→4
1980年~1990年代→585
という変化をするそうです。
情報元は柴剣談話室さんのHPからです、、、
後ろ身頃をチェックしていきましょう!
状態が良いので、パッチが残っていますよ(喜)
でもパッチが経年劣化で割れてしまっています、、、汗
壊れそうで怖いです。
501 A とギリギリ読み取れます。
こちらは Aタイプ でした。
Aってなんでしょう?
色んな説があるので、実はまだはっきりしていません。
Wネームの後に登場したタイプ物という事にしておきますね。
イエロー綿糸のアーキュエイトステッチです。
まるでXXのような深いアーチを描いています!
ビッグEの赤タブです。
ちょっと弱っていますが、、、汗
Vの幅が左右均等なので 通称 均等Vです。
そうなると、、、ビッグEでも初期型なのかもしれません。
Wネームからタイプ物への移行期?
そうゆう気がします。
実は過去ブログで近いデータを発見しました。
502ビッグE Vステッチの前期型 ボタン裏4 均等V という事なんです。
4番工場と均等Vという共通部分がありました。
面白い発見でしたね。
最後に色落ちをチェックします。
この細かい点と線が入り混じったような縦落ち、、、
まるでXXなんですよ!
4番(ウィチタフォールズ)工場の色落ちはいい感じです
(これまでの画像の色落ちを見ていても、まるでXXですから)
これも勝手な想像ですが、、、、
製造数が少ない工場のほうが古い在庫の生地を使っていた可能性があります。
では!
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