第128回(動画有)リーバイス501XX 紙パッチギャラ入り フライボタンがブツブツ通常R ボタン裏14 隠しリベット刻印W 赤タブサークルR

こんにちは ジーンズリペア&クラフト hands-onです。

動画解説もあります、良かったらご覧ください。

今回紹介するのはこちらです。

真っ紺のビンテージジーンズです!

ワンウォッシュ?

ミントコンディションと呼んでも良いかと思います。

小股の折り返しにカンヌキ留めがありません。

これでXXが確定します。

(移行期は例外があります)

脇のサイドステッチは短めです。

片面の47モデルの頃までは古く無さそうですが、、、

突起形状から、打ち抜きリベットです。

そして、リベット刻印は全体に広いタイプです。

1950年代でしょう。

磁石に付きました!

鉄製の銅メッキリベットになります。

この時点では、革パッチと紙パッチギャラ入り 両方の可能性があります。

内側もチェックしていきましょう!

リベット裏側です。

鉄製の銅メッキリベットです。

メッキが剥げて、サビが染み出ております。

(磁石テストをしなくても、これで確定ですね)

経年劣化ですが、必ずこうなるとも言えません。

保存状態(湿気の影響)によると思います。

隠しリベット裏に、、、W の刻印です。

W(アルファベット刻印)は数字の刻印の後です。

私の経験だと、トップボタン裏で見るのですが、、、

それが隠しリベット裏にありました!

レアディテールです。

トップボタン裏を見ていきましょう。

14 刻印でした。

W=14を証明しております!

Wですが テキサス州 ウィチタフォールズ(Wichita Faiis)工場という事らしいです

1950年代→14

1960年代→W

1970年代→4

1980年~1990年代→585

という変化をするそうです。

情報元は柴剣談話室さんのHPからです、、、

次にフライボタンをチェックします。

下地がブツブツの 通常R 刻印です。

※一瞬、足長Rに見えますが 下地のブツブツがちょうどそこにあるからです。

ここまでのディテール判断だと、革パッチになります。

下地ブツブツの通常R=革パッチ期(限定)

足長R=ギャラ入り紙パッチから、、、ビッグEの頃まで続きます。

後ろ身頃をチェックしていきたいと思います。

センターループずれです。

オフセットループとも呼ばれます。

革パッチの最終でもオフセットになるので

まだ、革パッチの可能性があります。

紙の破片が、、、

ちょっとだけ残っていました。

紙パッチのギャラ入りでした!

※ステッチがここまで綺麗に残るのは紙パッチです。

革だと外れる時にステッチも一緒に引っ張られて、無くなる事が多いです。

ここまでのディテールを見ていくとわかりますが、、、

革パッチ~紙パッチギャラ入り への移行期ですね。

ここから紙パッチの年代だときっちり線を引くのは難しいです。

フライボタンがブツブツの通常Rでも、紙パッチギャラ入りは存在します。

1954年~55年頃ではないのでしょうか?

最後に後ポケットをチェックします。

綺麗なカーブを描いた、アーキュエイトステッチです。

最後に、、、またレアディテールがあります。

赤タブが サークルR なのです!

(通常は LEVI’S の刺繍)

XXの年代でサークルRはかなり珍しいです。

しかも、革パッチ~ギャラ入り期で発見しました。

過去ブログで紹介した

501XXギャラ無し が最古のサークルRだと思っていましたが、、、

こちらをクリック

それよりも古い物が出てきました!

いやー

今回の501XXはマニアにはたまらない レアディテールの数々、、、

見ていて、本当に面白かったです。

では!

・当店のウェブサイトをまとめたリンク集になります。

リペアのご依頼や商品のご購入などは、こちらからお願い致します。

https://hands-on-jeans.com/holt

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