こんにちは ジーンズリペア&クラフト hands-onです。
動画解説もあります、良かったらご覧ください。
今回紹介するのはこちらです。
真っ紺のビンテージジーンズです!
ワンウォッシュ?
ミントコンディションと呼んでも良いかと思います。
これでXXが確定します。
(移行期は例外があります)
脇のサイドステッチは短めです。
片面の47モデルの頃までは古く無さそうですが、、、
突起形状から、打ち抜きリベットです。
そして、リベット刻印は全体に広いタイプです。
1950年代でしょう。
磁石に付きました!
鉄製の銅メッキリベットになります。
この時点では、革パッチと紙パッチギャラ入り 両方の可能性があります。
内側もチェックしていきましょう!
リベット裏側です。
鉄製の銅メッキリベットです。
メッキが剥げて、サビが染み出ております。
(磁石テストをしなくても、これで確定ですね)
経年劣化ですが、必ずこうなるとも言えません。
保存状態(湿気の影響)によると思います。
隠しリベット裏に、、、W の刻印です。
W(アルファベット刻印)は数字の刻印の後です。
私の経験だと、トップボタン裏で見るのですが、、、
それが隠しリベット裏にありました!
レアディテールです。
トップボタン裏を見ていきましょう。
14 刻印でした。
W=14を証明しております!
Wですが テキサス州 ウィチタフォールズ(Wichita Faiis)工場という事らしいです
1950年代→14
1960年代→W
1970年代→4
1980年~1990年代→585
という変化をするそうです。
情報元は柴剣談話室さんのHPからです、、、
次にフライボタンをチェックします。
下地がブツブツの 通常R 刻印です。
※一瞬、足長Rに見えますが 下地のブツブツがちょうどそこにあるからです。
ここまでのディテール判断だと、革パッチになります。
下地ブツブツの通常R=革パッチ期(限定)
足長R=ギャラ入り紙パッチから、、、ビッグEの頃まで続きます。
後ろ身頃をチェックしていきたいと思います。
センターループずれです。
オフセットループとも呼ばれます。
革パッチの最終でもオフセットになるので
まだ、革パッチの可能性があります。
紙の破片が、、、
ちょっとだけ残っていました。
紙パッチのギャラ入りでした!
※ステッチがここまで綺麗に残るのは紙パッチです。
革だと外れる時にステッチも一緒に引っ張られて、無くなる事が多いです。
ここまでのディテールを見ていくとわかりますが、、、
革パッチ~紙パッチギャラ入り への移行期ですね。
ここから紙パッチの年代だときっちり線を引くのは難しいです。
フライボタンがブツブツの通常Rでも、紙パッチギャラ入りは存在します。
1954年~55年頃ではないのでしょうか?
最後に後ポケットをチェックします。
綺麗なカーブを描いた、アーキュエイトステッチです。
最後に、、、またレアディテールがあります。
赤タブが サークルR なのです!
(通常は LEVI’S の刺繍)
XXの年代でサークルRはかなり珍しいです。
しかも、革パッチ~ギャラ入り期で発見しました。
過去ブログで紹介した
501XXギャラ無し が最古のサークルRだと思っていましたが、、、
↓
それよりも古い物が出てきました!
いやー
今回の501XXはマニアにはたまらない レアディテールの数々、、、
見ていて、本当に面白かったです。
では!
・当店のウェブサイトをまとめたリンク集になります。
リペアのご依頼や商品のご購入などは、こちらからお願い致します。
↓
https://hands-on-jeans.com/holt

















