こんにちは ジーンズリペア&クラフト hands-onです。
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今回紹介するのはこちらです。
ブラックデニム!
リペア依頼品ではございません、、、私物です。
数年前からブラックデニムが気になっておりまして
(オリジナル制作したいなあと、、、)
だったら、元祖を知っておきたいので、、、
購入しました。
ビックリするほど、高値なんですよ!
完全にビンテージ化しておりました、、、汗
この退色感、、、いい感じです。
当時のブラックデニムは硫化染め(サルファー染め)なので
こうゆう退色をするんですよ。
古着好きには たまらない経年変化 です。
※洗い込むとさらに グレー色 に変化します。
ボタンフライなので501ブラックです。
ブラックデニムの元祖も501だと思います(個人的意見)
トップボタンがシルバー色です。
1988年頃から銅色に変わるみたいですよ。
505などに習って、ファッションで銅色にしたのでしょうか?
というわけで、このディテールだけで80年代確定です。
内股はWステッチ仕様になっておりました。
個人的な意見ですが 1990年以降 Wステッチ だったような、、、
トップボタン裏 653 です。
653ってどこの工場でしょうか?
旧16工場 ミシシッピ州 Lucky Star社(外注会社)でした。
20→L→16→653 という年代変化らしいですよ。
先に内タグをチェックします。
赤線部分 11 85 653 =月 年 工場
1985年11月 653工場 製造になります。
内股Wステッチ仕様で85年製でした!
なので、内股Wステッチの最初期かもしれません。
653工場(旧16)だから、変更が早かったのかな?
※ブログのカテゴリーですが、85年製なので1981年~89年にしました。
内股Wステッチというのは例外でお願い致します。
後ろ身頃を紹介します。
この細身シルエットが 80年代501 の特徴です。
(デニム、ブラックデニム 共通のシルエット)
当時の流行が細身だったので、501も 時代の変化 に対応しております。
スソ幅19センチ!
歴代501で最も細いシルエットです。
1975年生まれの私ですが
ジーンズを穿き始めた、13歳頃(1988年頃)
友達は全員、ピタピタのスリムジーンズでした。
(私は606のスリムを穿いておりました)
なので、当時の501は太めの印象でしたね、、、(笑)
これはフルレングスです!
チェーンステッチのウネリ感もいい感じです。
アウトシームは脇割りになっております。
(ブラックデニムに耳付きは存在しません)
インシーム裏は Wステッチ巻き縫い なので、ロック留めはありません。
(バックヨークと同じ縫い方です)
2本針の専用ミシンで縫っているので
作業効率が上がっております。
バックポケットの位置がかなり高いです。
バックポケットを上に付けると、足長効果があると聞きます。
お尻の位置が上に見えるので、足が長く見えるらしい、、、
バックヨークのギリギリで縫われております、、、汗
これは653工場(旧16)の特徴?
最後にパッチをチェックします。
表記スタンプの印字が薄い のが16番工場の特徴でしたが、、、
653に変わっても、同じ現象です。
面白いですね!
実は、もう1本 501ブラック をサンプルで購入しました。
次回のブログはそれを紹介したいと思います。
(今回との比較になるように、、、)
では!
SDGsの目標12 作る責任 使う責任
デニム(綿100%)は直し続けると、一生使えますよ!
人生の相棒にデニム(綿100%)という選択を、、、
※ポリエステル混紡のストレッチデニムは例外です。
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