こんにちは ジーンズリペア&クラフト hands-onです。
動画解説もあります、良かったらご覧ください。
今回紹介するのはこちらです。
ボックス型のシルエットに 胸ポケットが2個
507XX 通称 2ndジャケットです!
色も濃い目で、状態も良いですね。
Gジャンで最初にチェックするのは胸ポケットです。
赤タブの位置がやけに低いのも面白いです。
ビンテージ特有の個体差でしょう。
片面タブ!
レアな セカンド初期型です。
セカンドの初期は 胸ポケットのカンヌキ補強が黒糸になっております。
マニアックポイント?
続きまして、、、プリーツ押さえの ボックスステッチ を見ていきましょう!
綿糸なので退色しておりますが、、、イエローステッチです!
依頼主から聞いた情報ですが、、、
セカンドの初期はボックスステッチがイエローらしいです。
この部分はポイント高いですね。
ボタン裏がドーム状
激レア!
これは最初期のセカンドです。
ファースト(506XX)からの移行期だと思います。
製造年は 1952年 でしょう。
(セカンドのデビューが1952年なので)
ここで気になったのがボタン裏の色です。
銅色なんですよ!
これは鉄製の銅メッキでした。
(磁石テストしました)
良かったら、こちらの動画をご覧ください。
同じ仕様を過去ブログで紹介したのですが、、、
こちらは銅メッキではないみたいです、、、
鉄の色が剥き出しです。
という事は、、、
鉄製タイプ と 鉄製の銅メッキタイプ
2種類が存在したのでしょうか?
今まで、あまり気にしたことがありませんでしたが、、、
これからはチェックしようと思います。
リベットの刻印は全体に広いタイプです。
507XX(2ndジャケット)で 刻印が中央寄り は見た事がありません。
こちらの素材は 銅製 でした(磁石テストしました)
あと数年で鉄製の銅メッキに変わると思います。
1953年~55年 501XX革パッチモデル(両面タブ)になると
鉄製の銅メッキリベットが採用され始めます。
今回はイエローステッチをチェックしてみますね。
脇~ソデ先までのWステッチがイエローでした。
腰帯下、カフス下のチェーンステッチもイエローステッチでした。
ここは同じミシンで縫っているので、ステッチが同じになります。
(この2ndジャケットは 腰帯とカフスは同じ縫い方です)
後身頃は あまり特徴がありませんが、、、
この2ndジャケットから ウエスト調整がボタン式にかわりましたね。
1stジャケットはシンチバックを採用していました。
シンチバックは邪魔になって、当時は不評だったのかもしれません。
実用的な進化を遂げた部分だと思います!
以上です。
2ndジャケットも 年代による微妙な違いがあって
面白いですね。
では!
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