こんにちは ジーンズリペア&リメイク hands-onです。
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今回紹介するのはこちらです。
今回もGジャンを紹介します。
こちらはデッドストック(新品未使用)です。
やけに丈が長いですね、、、
ロング丈バージョン???
デッドストックなので、パッチが綺麗に残っています。
こちらは 71205 になります。
サイズが40L Lはロングの事?
70505(通称 4thタイプ)のロング丈だと思います。
このような品番変更の流れだと思います。
557(3rd)→70505(4th)レギュラー丈
558(3rd)→71205(4th)ロング丈
糸の質感から、オールスパン糸でオレンジステッチ使いになっています。
糸の進化によって、強度もかなり強くなっています。
しかし、その反面 経年変化 しにくいという面もあります。
ボタン裏の刻印は 527 です。
524(旧6番)で有名なテキサス州エルパソ工場ではありません。
番号が近いのでエルパソ工場の近くだったのでしょうか?
タグの表記をチェックします。
上の数字、、、
03 2 527 というのが怪しいです。
いつもの法則 月 年 工場にあてはめると、、、
1972年か1982年 3月 527工場 となります。
赤タブはスモールe でした。
1972年だとしたら、ビッグEの最終辺りです(66ビッグE)
よって 1982年ではないかと思います。
※今回はタグの表記がよくわからないので、自信はありません、、、汗
あくまでも推測なので、ご理解ください。
生地のフラット感(ムラのなさ)オールスパン糸の使用などから
1980年代っぽさを感じます。
フラップ裏をチェックします。
裏側はもちろん、身頃と同素材(厚手デニム)になります。
カンヌキ留めは黒色
ポケット淵のステッチは1本で黒色です。
ここはビッグEの70505(4thモデル)と同じディテールですね。
過去ブログでも紹介していました。
↓
過去ブログのビッグEでは、黒色ステッチは綿糸(退色している)なのですが
こちらは光沢感が強いのでスパン糸(ポリエステル)だと思います。
1970年代は綿糸とスパン糸の混在となっていますが
1980年代になると完全にスパン糸(オールスパン)だと思います。
1980年代の古着デニムは色落ちしていても、糸色がハッキリ残っています。
そして、糸切れも殆どありません。
これも80年代デニムの特徴かと思います。
ステッチの進化の歴史が見える部分です。
色々な事が垣間見れて、面白いですね。
では!
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