第75回(動画有) リーバイス501XX 片面47モデル 前期型 リベット刻印中央寄り ボタン裏ドーム状

こんにちは ジーンズリペア&クラフト hands-onです。

※画像クリック(タップ)で詳細表示に変わります。

動画解説もあります、良かったらご覧ください!

今回紹介するのはこちらです。

かなり穿き込まれて、リペアも色々とされている古着です。

小股ステッチ上にカンヌキ留め無しです。

という事は501XXです。

サイドステッチが非常に長いです。

これは片面タブの可能性があるディテールです。

リベット刻印が中央寄りになっています。

これは、、、片面タブ確定のディテールです。

片面タブは1952年までです。

これは通称47モデルなのですが、、、

前期型の1947年~50年頃はリベット刻印が中央寄り

後期型の1950年~52年頃はリベット刻印が全体に広いようです。

この頃はベルトループ幅が太いのも特徴ですね。

1954年頃の両面タブ、革パッチモデルでセンターループが

オフセット(ループずれ)になります。

その頃からベルトループ幅も狭くなるようです。

フライボタン下地がフラットなのも、片面タブの特徴です。

両面タブへの移行期(1952年~53年)もこのボタンですが、、、

片面タブ期を象徴するボタンだと思います。

ボタン裏が膨らみのあるドーム状です。

やはり1940年代かと思います。

後ろ身頃をチェックしていきましょう!

革パッチです。

当時の物は、かなり縮みます。

縮んだまま、革がビロビロになっていて外れそうだったので

下側を縫い付けました。

確認ですが、、、片面タブです。

最後に隠しリベットです。

刻印がありません。

1940年代はまだ工場番号が存在していないという事になります。

そう言えば、

1950年~52年頃の501XX 片面47モデル後期型 には隠しリベットに刻印がありましたね。

過去ブログで紹介しています→こちらをクリック

まとめると、、、

・1947モデル前期型(1947~50年) 隠しリベット刻印無し(工場管理無し)

・1947モデル後期型(1950年~52年)隠しリベット刻印開始(工場管理有り)

リーバイス社の歴史で工場別の管理番号がスタートした時期が判明しました。

こうゆう事がわかってくるので、

リーバイスのビンテージは面白いです。

では!

・当店のウェブサイトをまとめたリンク集になります。

リペアのご依頼や商品のご購入などは、こちらからお願い致します。

https://hands-on-jeans.com/holt

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