こんにちは ジーンズリペア&クラフト hands-onです。
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それでは今回紹介するのはこちらです。
ボタンフライで小股にカンヌキ留めが無いので、
501XXになります。
リベット裏 銅色ですが、、、
サビの滲みがありません。
おそらく銅製でしょう(磁石テストすると確実です)
これはギャラ入りより前のディテールです。
(ギャラ入りは鉄製の銅メッキになります)
リベット表の画像がありませんでした、、、汗
刻印が全体に広いタイプでした。
なので、1950年代は確定です。
隠しリベット刻印15でした。
15番工場ですが
ミズーリ州 シデーリア(Sedalia)工場という事らしいです、、、
1950年代→15
1960年代→S
1970年代→5
1980年~90年代→650
という変化をするそうです。
情報元は 柴剣談話室さん のHPからです、、、
トップボタン裏は点々のキズ?みたいなのがありました。
ドーム状の膨らみがあるのはこれより前の年代です。
フライボタンをチェックします。
革パッチを決定する重要な部分です。
下地がぶつぶつで通常Rです(足長Rになるのはギャラ入りから)
他のボタンもチェックします。
やはり同じタイプでした。
足長Rボタンが混在するパターンもあります。
(そうなるとギャラ入りへの移行期です)
という事は革パッチでしょう!
このフライボタンは革パッチ期にしかみられないからです
(わずか1~2年程しか採用されていません)
なので、製造時期も1953年頃?だと思います。
サイドステッチが長いです!
以前まで、革パッチはサイドステッチが短いと思っていました。
しかし、例外が出てきました。
片面タブの47モデル期になると、サイドステッチは殆どが長くなります。
今までは47モデルへの移行期の革パッチにサイドステッチが長いと思っていました。
しかし、今回の革パッチは中期型の1953年頃です。
もしかして、、、隠しリベット刻印15
15番工場の特徴? と勝手な想像をしています。
先程の 過去ブログ の15番工場もサイドステッチが長い個体でしたね。
後ろ身頃をチェックしていきましょう!
センターループはど真ん中です。
革パッチの後期型になると、ループずれになります。
最後に赤タブのチェックです。
もちろん両面タブです。
ここまでのディテールで片面タブはありえません。
※タブが欠落していても、両面タブだと断言出来るディテールの数々、、、
総合的な判断で 501XX 1953年頃 両面タブだと思います。
そして、隠しリベット裏15=サイドステッチが長い
この法則も偶然では無さそうですね。
面白い発見をしました。
では!
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