こんにちは ジーンズリペア&クラフト hands-onです。
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今回紹介するのはこちらです。
リーバイス501ZXX
501XXのジッパーフライ仕様
1954年にデビューしました。
未防縮のデニム生地にジッパーフライの組み合わせは
相性が悪く(ジッパー不良が発生しやすい)
流通量は少なかったです。
※プリシュランク(防縮)デニムが登場してから
その流れは変わりました。
グリッパージッパー
しかもピンロック(片爪)です。
これは珍しいと思います。
過去に裏ブログで
501ZXXのコンマージッパー、カムロック(両爪)というのをUPしました。
↓
ジッパーの歴史的に言うと
ピンロックが進化してカムロックになったので(しっかり留まる)
ピンロックが古いという事になります。
XXなので、隠しリベット付きです。
19刻印になっております。
19番工場の情報はありませんでした、、、汗
トップボタン裏には刻印なしです。
先に隠しリベット側に刻印が入るようです。
この後の年代にトップボタン裏に入るようになります。
リベットは銅製の打ち抜き仕様でした。
サビが出ていないので、銅製だと思いましたが
念の為に、磁石テストも行いました。
この時点で、革パッチだと思います。
(紙パッチギャラ入りだと、鉄製の銅メッキ リベットなので)
サイドステッチが非常に短いです。
これは両面タブの革パッチ期に見られるディテールです。
(2~3年の短い間なのですが、、、)
残念ながらパッチが付いていません。
センターループはど真ん中です。
ループ幅は12ミリ位です。
これで革パッチは間違いないでしょう!
(ループがずれる前のモデル)
リベット裏がアルミだったら、ギャラ入り後のモデルを疑いますが
銅なので、古いモデルです。
最後に赤タブのチェックをします。
両面タブです。
以上のディテール判断で
これは1954年製だと思います。
501ZXXがデビューした年の初期型でしょう。
改めて、リーバイスのビンテージはディテール変化が細かくて
チェックするのが面白いですね。
では!
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