こんにちは ジーンズリペア&クラフト hands-onです。
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今回紹介するのはこちらです。
サスペンダーボタンが付いています、、、汗
これはかなり古いジーンズです。
1937年モデルからサスペンダーボタンは省略されるはずなので、、、
それ以前ですよ。
サスペンダーボタンはドーナツ型を使っています。
この年代の物は滅多に見れないので、
なぜドーナツボタンなのか良くわかりません、、、恥
とにかく、ビンテージのオーラが出まくっていて凄いです。
骨董品みたいな感覚ですね。
フライボタンは無地のドーナツボタンでした、、、
大戦モデルのように見えます。
(第二次世界大戦よりも随分前の物ですが、、、)
無地ボタンというのは当時の既製品ですね。
あえて、ここに既製品を使ったのでしょうか?
では、後ろ身頃の紹介です。
これで全てがわかります!
剥き出しリベット!
1922年モデルではないでしょうか?
※もっと詳しいマニアさんは、更に細かい年代の違いも知っておられると思います。
私の知る限りでは、大体その辺りの年代かと思います。
この頃のジーンズは今までに数本しか見た事ありませんので、、、汗
もちろんシンチバック(尾錠)付きです。
錆びていて、刻印は読めないですね、、、汗
サビで固着しているので、無理に動かすと折れそうな気もします。
オーナー様が「怖くて、ここは動かせない」と言われていたような、、、
着用の為に買った物では無さそうですね。
パッチです。
麻素材のパッチになっています。
赤で No2 と印字されています。
Lotは201です。
これは有名なので、ご存じだと思いますが、、、
当時の501XXの廉価版だった 201 です。
最上級のXXデニムに対して
No2デニムという安い生地を採用しました。
革パッチは麻パッチに変更
フライボタンが既製品のドーナツボタンなのも廉価版だったから?
そこは良くわかりません。
当時のリーバイスジーンズの人気で
競合他社が安いデニム製品をドンドン出してきました。
その対策品が廉価版の201だったと思います。
(現在のオレンジタブのような感じ?)
501XXよりも201の方が現存数が少ないとも聞いたことがあります。
廉価版だったので、そのような扱いで捨てられたのでしょうか?
オーナーさまも、これをずっと探し続けて、手に入れるのに
何年も掛かったと言われていました。
こちらの持ち主さまとは、2015年に東京で開催された
denimba展で出会いました。
↓
こちらの持ち主さまですが
現在 ユーチューブを運営されております!
こじらせ KIYOSUN という名前です。
ビンテージデニムに特化したチャンネルです。
その中で、、、今回の麻パッチNo.2 201が登場する回がありました。
10:49頃に登場しております。
今は 額装してあるみたいですね、、、汗
これは 博物館レベルのお宝ビンテージジーンズだったみたいですね。
本当に貴重な画像を撮影させて頂きまして、ありがとうございました!
また、KIYOSUNにお会いしたいですね。
では!
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