ジーンズリペア&リメイク hands-on 裏ブログへようこそ。
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今回紹介するのはこちらです。
いい感じに色落ちした古着です。
隠しリベット付きなので 501XXが確定です。
12の刻印がありますね。
トップボタン裏に刻印がされる以前の仕様です。
フロントリベット裏が銅製です。
これでギャラ入りも確定です。
よって1962年以前だとわかります。
赤タブは両面タブです。
革パッチ(1953年以降)
ギャラ入り(1955年以降)
どちらかに絞られました。
バックセンターループがど真ん中です。
これで革パッチが確定します。
ループ幅が12ミリの細くなったばかりの頃です。
この直後に、ループが左にズレます。
ループズレ=ギャラ入りではありません。
革パッチのループズレもあります。
革パッチで要確認なのは、このフライボタンの形状です。
下地がブツブツでRが通常です。
このボタンの変化ですが
・1952年~53年頃まで 下地がフラットボタン(片面タブからの移行期)
・1953年~54年頃まで 下地がブツブツの通常Rボタン(今回はこちら)
・1955年以降 下地がブツブツの足長Rボタン(ギャラ入り以降)
このような流れです。
リベットのアップです。
先端の突起が小さいです。
これは銅製リベットにみられる特徴です。
鉄製の銅メッキだと、先端の突起が大きいです。
あとは、リベット周辺にサビが発生していません。
念のために磁石で確認しました。
やはり反応しません。
ちなみに、隠しリベットは磁石に反応するので鉄製の銅メッキです。
以前の裏ブログで、革パッチの鉄製銅メッキの事を書きました。
この時に紹介したのとまったく同じモデルなのですが、
今回のはリベットだけが銅製なのです。
これでリベットが銅製から鉄製の銅メッキに移行したのが
この頃だというのがはっきりわかったと思います。
1953年頃を境にしていると思いました(個人的意見)
最後に色落ちを見ていきましょう。
非常にムラ感の強い 荒々しい縦落ちをしています。
これぞ革パッチのXXっていう感じですね。
個人的に好きな色落ちです。
見ているだけで、うっとりしてしまいます(笑)
革パッチは短い期間のモデルなのですが
ディテール変更がどんどんされて
色んな種類のモデルが存在します。
その違いを探すのが、面白いですね。
では!
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