第44回(動画有)リーバイス505 66ビッグE スレキスタンプ 1973年8月製造 16番工場 アウトシーム片耳

こんにちは ジーンズリペア&クラフト hands-onです。

※画像クリック(タップ)で詳細表示に変わります。

動画解説もご覧ください。

今回紹介するのはこちらです。

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テーパード感のあるストレートジーンズです。

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トップボタンが銅色

ジッパーフライなので リーバイス505です。

帯先は平行ステッチ(ウエスト上下チェーンステッチ)

ビッグEの後期型以降というディティールになります。

年代的には1970年以降だと思います。

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ジッパーはスコービルです。

(タロン42より以前に採用かも?)

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トップボタン裏は 16(16番工場)です。

16番工場ですが、これはリーバイスの外注会社という事が解明しました。

ミシシッピ州 ボールドウィン Lucky Star社 の事らしいです、、、

1960年代→L

1970年代→16

1980年~90年代→653

※柴剣談話室さんの情報です

ジッパーがスコービルだったのは

16番工場の特徴かもしれませんね。

以前紹介した 502 66ビッグE がそうでしたよ。

こちらをクリック

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コインポケットに耳は使っていません。

(16ボタンはここの耳仕様が多いと聞きますので)

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スソ部分です。

オリジナルのチェーンステッチだと思います。

いい感じのアタリです。

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やはりスソはオリジナルチェーンステッチでした。

そして、アウトシームが片耳仕様になっていました!

片耳を狙っている訳ではありません。

偶然、片耳になっただけだと思います。

でも、マニアから見ると嬉しいディテールです。

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後ろ身頃をチェックしましょう。

いい感じの縦落ちをしています、、、

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赤タブはビッグEでした。

Vの幅は左右不均等です(通称 不均等V)

つやがあるので、ポリエステル素材だと思います。

(Vの幅が左右均等な頃はレーヨン素材だったはずです)

しかし、雑な縫い方です、、、斜めに曲がっています(汗笑)

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パッチが綺麗に残っています(喜)

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505の上に care~ の印字が確認できます。

これがあるので66モデルです。

ビッグEだったので、66ビッグE が確定します。

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66モデルは内側に情報があるので、チェックしましょう。

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スレキにスタンプが押してあります。

(66ビッグEだと、スレキスタンプの可能性が高い)

そして、赤線部分に注目です。

数字が読めますよね?

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アップです。

下に赤で書きました。

8 73 16

月 年 工場番号

よって 1973年8月 16番工場で製造 となります。

ちょっと待てよ、、、

前回ブログの 501 スモールeは、、、、

1973年7月 6番工場で製造だったはずです。

(これと同じ、スレキスタンプです)

これによって、

ビッグE~スモールe への移行期がこの頃だとわかります。

予想通り1973年頃です。

(今の所です、、、もっと古いスモールeが出てくるかも?)

こうゆう資料が出てきて嬉しいです。

ネット上では色んな説があるので

証拠を掴みたいと、ずっと思っていました。

今回は16ボタンなので例外かもしれませんが、、、

次は6ボタンで検証してみたいです。

では!

・当店のウェブサイトをまとめたリンク集になります。

リペアのご依頼や商品のご購入などは、こちらからお願い致します。

https://hands-on-jeans.com/holt

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