こんにちは ジーンズリペア&クラフト hands-onです。
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今回紹介するのはこちらです。
テーパード感のあるストレートジーンズです。
トップボタンが銅色
ジッパーフライなので リーバイス505です。
帯先は平行ステッチ(ウエスト上下チェーンステッチ)
ビッグEの後期型以降というディティールになります。
年代的には1970年以降だと思います。
ジッパーはスコービルです。
(タロン42より以前に採用かも?)
トップボタン裏は 16(16番工場)です。
16番工場ですが、これはリーバイスの外注会社という事が解明しました。
ミシシッピ州 ボールドウィン Lucky Star社 の事らしいです、、、
1960年代→L
1970年代→16
1980年~90年代→653
※柴剣談話室さんの情報です
ジッパーがスコービルだったのは
16番工場の特徴かもしれませんね。
以前紹介した 502 66ビッグE がそうでしたよ。
コインポケットに耳は使っていません。
(16ボタンはここの耳仕様が多いと聞きますので)
スソ部分です。
オリジナルのチェーンステッチだと思います。
いい感じのアタリです。
やはりスソはオリジナルチェーンステッチでした。
そして、アウトシームが片耳仕様になっていました!
片耳を狙っている訳ではありません。
偶然、片耳になっただけだと思います。
でも、マニアから見ると嬉しいディテールです。
後ろ身頃をチェックしましょう。
いい感じの縦落ちをしています、、、
赤タブはビッグEでした。
Vの幅は左右不均等です(通称 不均等V)
つやがあるので、ポリエステル素材だと思います。
(Vの幅が左右均等な頃はレーヨン素材だったはずです)
しかし、雑な縫い方です、、、斜めに曲がっています(汗笑)
パッチが綺麗に残っています(喜)
505の上に care~ の印字が確認できます。
これがあるので66モデルです。
ビッグEだったので、66ビッグE が確定します。
66モデルは内側に情報があるので、チェックしましょう。
スレキにスタンプが押してあります。
(66ビッグEだと、スレキスタンプの可能性が高い)
そして、赤線部分に注目です。
数字が読めますよね?
アップです。
下に赤で書きました。
8 73 16
月 年 工場番号
よって 1973年8月 16番工場で製造 となります。
ちょっと待てよ、、、
前回ブログの 501 スモールeは、、、、
1973年7月 6番工場で製造だったはずです。
(これと同じ、スレキスタンプです)
これによって、
ビッグE~スモールe への移行期がこの頃だとわかります。
予想通り1973年頃です。
(今の所です、、、もっと古いスモールeが出てくるかも?)
こうゆう資料が出てきて嬉しいです。
ネット上では色んな説があるので
証拠を掴みたいと、ずっと思っていました。
今回は16ボタンなので例外かもしれませんが、、、
次は6ボタンで検証してみたいです。
では!
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