ジーンズリペア&リメイク hands-on 裏ブログへようこそ。
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今回紹介するのはこちらです。
ビッグE
Vの幅が左右不均等です。
通称 不均等Vと呼ばれます。
こうなっていると1966年以降だと思います。
(XX以降のビッグEは確定だと思います)
まあ、目安なので100%とは断言できませんよ。
トップボタン裏が6
(刻印が逆さまでスミマセン、、、)
帯は上下チェーンステッチ
チェーンステッチの帯止めが並行ステッチ
これで間違いなくビッグEです。
並行ステッチだと、ビッグEの後期型だと思います。
右前ポケットスレキ裏に薄っすらとスタンプ跡が残っていました。
画像では判断できないと思いますが、一応撮影しました。
スレキの劣化が激しくて、ほとんど見えなくなっています。
(生地の谷間にちょっとだけ、スタンプの黒いのが残っています)
このようにスレキにスタンプが入ると66モデルだと判断されます。
ビッグEからスモールeへの移行時期です。
1972年~73年頃だと思います。
当店の過去ブログから引用しました→詳しくはこちら
リーバイス646 ビッグE オレンジタブのデッドストックです。
Vの幅が左右均等ですね、、、こちらは通称 均等Vと呼ばれます。
こんな感じでスレキにスタンプがあります。
(縮率に関することが記載されています)
よって、これは646の66ビッグEモデルだと思います。
トップボタン裏が8だったので
注目すべきは5308の数字です。
内タグ表記と同じ配列だとすると
月 年 工場番号 なので
1973年 5月 8工場 製造を意味していると思います。
1973年製で均等Vっておかしいですよね、、、(笑)
均等Vの年代判別は501しか通用しないのかもしれません。
また501に話を戻します。
アウトシームの縫製をチェックします。
チェーンステッチです。
赤タブが欠損している時の判別でチェックする部分です。
シングルステッチだとビッグE
チェーンステッチだとスモールe だと判断されます。
そうなんです、ビッグEでこのディテールなので
完全にスモールeへの移行期というのが分かります。
赤タブが無くなってしまうと、古着屋さんでは
スモールe の66前期だと判断されてしまいます。
実際の製造現場でも、
ビッグEとスモールeを同時に作っていたと思いますよ。
同年代でスモールe のスレキスタンプも存在するので。
私の経験では501スモールeの最初期は1973年ですが
もっと古いスモールeもありそうですね。
それだけ、赤タブの完全移行には時間が掛かったという事でしょう。
では!
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