リーバイス505 66ビッグE 耳付き 腰帯の生地が逆使い 505ビンテージに耳付きと耳無しがある理由、、、

こんにちは ジーンズリペア&リメイク hands-onです。

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今回紹介するのはこちらです。

やや細身のシルエットのジーンズです。

※リペア跡が多数あります

まずはいつものディテールチェックからです。

トップボタンが銅色

ジッパーフライ(タロン42)

505ですね。

帯は上下チェーンステッチ

なので、帯留めは平行ステッチです。

トップボタン裏 5 でした!

66? ビッグE? どちらかでしょう。

縦長の独特の後ろポケットが505の特徴ですね。

念の為にパッチもチェックします。

505の上に care~ の小さい文字が、、、

66モデルからこの注意書きが入ります。

赤タブはビッグEでした!

という事で、、、

66ビッグEです。

ビッグEの最終型になります。

66ビッグEの場合は

ポケットスレキ下にスタンプがあって

ここに数字の情報がありますが、、、

ポケットスレキの下が交換されていました、、、涙

製造されたのは1972年~73年頃だと思います。

こちらの505はアウトシームに耳を使っていました。

505ビンテージの耳付きは数が少ないのでレアですね。

501ビンテージは全てに耳が付きます。

それに対して、505ビンテージは耳があったり、無かったりします。

なぜ?

今回の裏ブログではその謎を解明したいと思います。

先ほど使った、この画像に注目しましょう!

帯のダメージ部分を見てください。

横糸が出て、ダメージになっていますね。

ここに何か違和感を感じませんか?

後ろポケット部分にも似たようなダメージがあります。

この部分だと、違和感を感じません。

どうゆう事???

実は、、、

このジーンズは腰帯の生地方向が通常と違います!

横使い(生地の横幅を使っている)になっているのです。

だから、エッジのダメージから白い横糸がフサフサ出ていました。

※通常腰帯の生地は縦向きに使っています。

耳付きの生地を横向きに使って

腰帯の長さを取る事が出来るの?

ちなみにこのジーンズのウエストはW34インチです。

34インチ=約86センチ

縫い代まで考えると86センチ以上の生地幅が必要です。

501の場合は

昔から伝統の29インチ幅のセルビッチデニムが採用されていました。

29インチ=約73センチです。

これだけ狭い幅のデニム生地だと、腰帯で横幅に使えません。

今回の505はアウトシームに耳を使っていました。

腰帯部分だけ色落ちが違う訳でもありません。

身頃と全く同じ生地と使っていると思います。

という事は、、、

横幅が広い セルビッチ(耳付き)デニムがあるの???

実は、、、あります。

右側の原反です!

こちらは両方とも岡山産セルビッチデニムの原反です。

生地端は耳使いになっていますよ!

ものさしは1メートルです。

左が狭幅のセルビッチデニム 82センチ位

右が広幅のセルビッチデニム 120センチ位かな?

お分かりでしょうか、、、

この505 66ビッグEが生産されていた1972年頃に

生地幅が広い セルビッチデニムが存在していた

という事になります!

これで、505ビンテージには耳有りと耳無しの両方が存在するという

つじつまが合います!

※過去ブログで片耳というのもありました。

こちらをクリック

501のようにアウトシームは絶対に耳使い

というルールが無かった訳ですから

生地幅が広いと沢山のパーツ取りが可能になります。

より効率的な物作りです。

※今回の腰帯の場合も 縦と横 どちらでも取る事が出来た。

そんな中で、たまたまアウトシームに耳を使ったジーンズが出来上がった。

当時はビンテージのジーンズなんて価値はありません。

(ビンテージジーンズという認識すらないはず)

耳が有っても無くても、クレームにならなかったのでしょう。

現代の物作りで、そんなことをすると大変ですね、、、汗

同じ生地を使っていると説明しても、お客様は納得しません。

耳(セルビッチ)使いに価値があります。

昔は、、、

505は耳付きが色落ちが良いとか

耳付きの505は 501と同じ生地 を使っているとか

様々な憶測が流れていました。

でも、やっぱり同じ生地だったみたいです。

今回は腰帯の生地の向きから面白い発見が出来ました。

505ビンテージの長年の謎が解けたと思います。

では!

・ご依頼の流れは以下のページで説明しております。

https://hands-on-jeans.com/nagare.html

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