第30回(動画有)リーバイス501XX 片面タブ47モデル 後期型 1950年~52年頃

こんにちは ジーンズリペア&クラフト hands-onです。

※画像クリック(タップ)で詳細表示に変わります。

動画解説もご覧ください。

今回紹介するのはこちらです。

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ボタンフライで隠しリベット付き!

501XXです。

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隠しリベットのメッキが剥がれてシルバー色になっています。

お尻との摩擦で、穿き込むとこんなになるんですね。

磁石テストしていませんが、鉄製でしょう。

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フロントリベット裏が銅褐色です。

これで、ギャラ入り以前となります。

スレキが全くさびていないので、銅製っぽい感じがします。

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リベット表側です。

磁石テストを忘れました、、、恥

見た目で銅製っぽいですね。

そして、刻印が全体に広いので

1950年代だと思います。

(1940年代だと、刻印が中央寄りです)

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次にフライボタン(小ボタン)のチェックをします。

下地がフラットタイプでした!

ここはかなり重要ポイント。

これで革パッチ以前(1952年以前)が確定します。

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トップボタン裏です。

無刻印でフラットタイプです。

やはり、1950年代のディテールです。

(1940年代だとドーム状に膨らむので、、、)

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サイドステッチは短めになっています。

ここまでのディテールチェックをすると

これは革パッチっぽいですよね、、、

片面~両面タブへの移行期 1952年頃かな?

という予測が出来ます。

さて、答えは 後ろ身頃に全てありますので

チェックしていきますよ!Exif_JPEG_PICTURE

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革パッチでした!

いい感じのビーフジャーキーですね。

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センターループはど真ん中です。

※付け替えられていますが、元のステッチ跡がど真ん中に残っています。

あとは赤タブのチェックだけです。

刺繍が 片面か両面 どちらでしょうか?

(どちらもあり得る状況です)

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片面タブでした!

片面タブは 通称47モデルと呼ばれますが、、、

このジーンズの製造は1950年~52年頃です。

(1952年頃の両面タブに近い作り)

47モデルは1947年~52年までの片面タブの事なので

結構、年代の幅があります。

片面タブだから1940年代とは断言出来ません。

47モデルの場合はざっくり 前期型と後期型に分けると、、、

<1947年~49年頃 前期型の特徴>

サイドステッチが長い

ボタン裏ドーム状

リベット刻印中央寄り

<1950年~52年頃 後期型の特徴>

サイドステッチが短い

ボタン裏フラット

リベット刻印全体に広い

だと思います。

今回のジーンズは後期型の特徴がバッチリです。

しかし、この特徴も移行期は混ざる事があるので

ご注意ください。

今後、そのような例も出てくると思います。

では!

・当店のウェブサイトをまとめたリンク集になります。

リペアのご依頼や商品のご購入などは、こちらからお願い致します。

https://hands-on-jeans.com/holt

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