リーバイス503BXX(W29インチ)ギャラ入り紙パッチ 初期型 フライボタン通常R 隠しリベット裏15刻印

こんにちは ジーンズリペア&クラフト hands-onです。

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今回紹介するのはこちらです。

色残りもまだまだある、ビンテージジーンズです。

この画像でXXが確定します。

ボタンフライで小股ステッチにカンヌキ留めがありません。

アウトシームの縫い合わせが太糸だというのが

色落ちでわかりますね!

オール綿糸 XX の好きな色落ち部分です。

※綿糸からポリエステルの糸に変わる(1960年代)と

強度が上がるので、糸は細くなっていきます。

荒々しい縦落ちをしています。

点と線が混在した独特な縦落ちです。

裏からの打ち抜きリベットです。

この時点で XXギャラ入りか革パッチに絞られてきます。

リベットが鉄製の銅メッキ(鉄のサビが生地に染み出ている)です。

確認の為に、内側をチェックします。

隠しリベット有り、リベット裏銅色(打ち抜きリベット)

間違いないXXです!

隠しリベットに 15の刻印がありました!

お気づきだと思いますが、、、

フライボタンが3つです。

501XXの場合はフライボタン4つというのがセオリー

ウエストが小さくなると、3つになります。

という事は、、、503BXXかもしれません。

当時の品番ですが

W30インチ以上=501XX(成人用)

W29インチ以下=503BXX(少年用)

このような管理でした、、、

フライボタンは 下地ブツブツ 通常R(足長Rではありません)

※足長Rとは軸の長いR刻印です。

これは 革パッチ期に限定 してみられる刻印のボタンです。

革パッチなのでしょうか?

ちなみに、トップボタン裏は

ブツブツの刻印になっていました。

隠しリベット裏が15なので、15番工場となります。

※もう少し年代が進むと、アルファベットの刻印が入るはずです。

では、後ろ身頃を見ていきましょう!

パッチが残っていますね、、、嬉しい!

紙パッチでした!

ギャランティーの文字が見えませんが、、、

通称 ギャラ入りモデル です。

フライボタン 下地ブツブツ通常R=革パッチだったので、、、

革パッチ→紙パッチギャラ入りへの移行期

というのが推測できます。

ギャラ入りの初期型ですね!

センターループはズレています。

革パッチの最終モデルでもズレているので

ここでは判断が出来ませんが、、、

29 34 クッキリ残っています。

W29 L34 の配置です。

サイズもわかったので

503BXXが確定します!

もしパッチが無かったら

W29=503BXX

W30=501XX

の判別は難しいです。

どちらでもあり得るディテールだと思います。

というわけで、今回のリペア依頼品も

チェックするのが楽しかったです。

謎解きみたいですよね。

では!

・当店のウェブサイトをまとめたリンク集になります。

リペアのご依頼や商品のご購入などは、こちらからお願い致します。

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