こんにちは ジーンズリペア&リメイク hands-onです。
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今回紹介するのはこちらです。
今回もスソが短くカットされたジーンズです。
ボタンフライなので501です。
小股にカンヌキ留めがあります。
これで501XXではありません。
帯下がチェーンステッチ
帯上がシングルステッチでVステッチ留めです。
これでビッグEの前期型となります。
ちなみにフライボタンのRは軸が長いです。
通称 足長R と呼ばれます。
XXギャラ入り~ビッグE の頃はほぼこのボタンになっています。
ボタン裏を確認します。
トップボタン裏が6
フライボタン裏がE
E=6 同じ工場です。
テキサス州エルパソ工場の事を示しています。
(Eはエルパソの頭文字の可能性が高いです)
このネタは過去に書きましたね、、、
この頃はステッチ使いに注目してしまいます。
イエロー綿糸(1960年代まで)
オレンジスパン糸(1970年代から)
この年代は糸使いがミックスされています。
綿糸は経年劣化で弱くなりますからね、、、
工業製品としての強度を考えた場合
スパン糸の登場でそこを変更していくのは
自然な流れだと思います。
後ろ身頃をチェックしていきます。
赤タブが欠損していますが、その他ディテールから ビッグE は間違いありません。
この色落ち感にも関わらず、アーキュエイトステッチがバッチリ残っています。
アーキュエイトのカーブは浅めですね。
オレンジスパン糸でマイクロピッチ縫製です。
これはかなり強度が強いです。
XXからの流れで、ここがイエロー綿糸の ビッグE前期型(Vステッチ仕様)もあります。
しかし、今回はこのような個体です。
同じ年代で2タイプのアーキュエイトステッチがあるようですね。
今回の個体はパッチが綺麗に残っていました!
印字もバッチリ残っています。
501 Sタイプです。
通称 タイプ物と呼ばれています。
この記号は色んな説がありますが、はっきりしていません、、、汗
なので、記号の特徴を調べていくしかありません。
過去ブログを見ていきました。
今回と同じ501ビッグE(Vステッチ)ボタン裏6 がありました。
↓
こちらはAタイプです。
アーキュエイトステッチがイエロー綿糸(ピッチ広い)
今回紹介したのはSタイプで
アーキュエイトステッチがオレンジスパン糸(ピッチ狭い)
という結果でした。
AタイプとSタイプの特徴なのでしょうか?
まだ個体差があると思いますので、これから調査を続けていきたいと思います。
では!
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