こんにちは ジーンズリペア&リメイク hands-onです。
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今回紹介するのはこちらです。
真っ紺のGジャンです。
状態がとても良いですね!
胸のポケットが両方あるので 2ndジャケットです。
レザーパッチが残っています!
裏ブランケット付きになります。
残念ながら、品番は読み取れませんでした、、、
2ndジャケットは507XXですが
裏ブランケット付き の場合は517XXになります。
革パッチの2nd、、、
年代が絞れますね。
2ndのデビューが1952年頃
革パッチの最終が1954年頃
この間に生産された物だと思います。
全体はこんな感じです。
ブランケットの柄も渋いです。
ブランケットモデルに付く、内タグが残っていました!
BLANKET LINING
60% REUSED WOOL
28% COTTON
12% RAYON
と書いてあります。
再生ウールを使っていたのですね。
当時からエコ商品があったみたいです。
驚きました!
※ 再生ウール で検索すると、詳しく書いてあります。
帯下がシングルステッチになっています。
これは2ndの前期仕様だと思います。
ボタン裏はフラットです。
2ndでも最初期はドーム状になっていました。
数字の刻印はありませんが、点々の傷?のような物が付いています。
Gジャンでチェックするのは フラップ裏です。
フラップ裏はライトオンス生地を使っていました。
これは1stジャケット(506XX)からの流れです。
見えにくいので、更にアップです。
ポケット淵のカンヌキ止めが黒糸です。
ここが黒糸なのも、前期仕様だと思います。
タブは両面刺繍でした。
初期型(1952年頃)だと片面ですね。
という訳で 1953年~54年頃 まで絞れたと思います。
画像だとわかりにくいのですが、、、
イエローとオレンジ糸が混在しております。
プリーツ部分のボックスステッチはイエロー
フラップ先端のカーブしているWステッチもイエロー
エリはイエロー 肩はオレンジ
帯上チェーンステッチはイエロー
帯下シングルステッチはオレンジ
当時は適当に作っていたと思われますが、、、
今見ると、独自のグラデーションがカッコ良いです!
後身頃です。
脇の部分に生地が 継ぎ足し してあります。
通称 脇ハギ とか呼ばれます。
これは 大きいサイズ のGジャンに見られるディテールです。
2nd(507XX)になると、両サイドで生地を 継ぎ足し してサイズを上げています。
この当時は狭幅のデニム生地しか無かったので、
こうするしかなかったのですね。
ちなみに、サイズが42インチ~50インチまでがこのように
脇ハギになっているようです。
そして、、、52インチ以上が
伝説のTバック(センターの継ぎ目)らしいです。
ネット上で507XX(2nd)のTバックを見た事があります。
これは国内に4着らしいですよ。
※506XX(1st)のTバックも激レアですが、507XX(2nd)のTバッグは超激レアです。
リベットのチェックを忘れていました、、、
この頃の刻印は全体に広いタイプです。
磁石テストするのを忘れてしまいましたが、、、汗
これは銅製リベットだと思います。
以上になります。
2ndの裏付きは初めての紹介になると思います。
こんな極上コンディションは滅多に見れないので
依頼主に感謝致します。
ありがとうございました!
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