リーバイス 501XX 革パッチ 最終モデル(1954年頃) センターループずれ

こんにちは ジーンズリペア&リメイク hands-onです。

※画像クリック(タップ)で詳細表示に変わります。

インスタグラム投稿の際は ハッシュタグ ♯handsondenim をお願い致します。

今回紹介するのは、こちらです。

色も濃い目の グッドコンディション なジーンズですね!

この距離でもビンテージジーンズだとわかってしまいます、、、

オーラ抜群です!

ボタンフライなので501です。

まずは前股のチェック!

カンヌキ留め無しなので、、、501XXでしょう。

では、内側をチェックします。

隠しリベット付きなので、、、XX確定!

リベット裏は銅色です。

なので、ギャラ入り以前となります(1962年以前)

ベルトループはレギュラー幅(太くない)です。

片面以降(1952年以降)でしょうか?

※年代推測出来る色々な部分をチェックします。

サイドステッチは短めです。

片面タブ(47モデル)だと長い物が多いですね。

個体差があるので、ここだけでは決める事はできません。

リベット表ですが、、、サビています。

(コインポケットはサビが滲んでいます)

サビるという事は、、、鉄製の銅メッキ

(磁石テストしていませんが、、、)

このディテールで、47モデルの可能性はありません。

(47モデル=サビない銅製リベット)

両面タブ期 革パッチかギャラ入り紙パッチになります。

ここはかなりマニアックな判別方法だと思います。

※大戦モデルは例外で、鉄製の銅メッキリベットもあります。

しかし、その場合は無刻印ですよ!

フライボタンをチェックします。

下地がブツブツの通常R

(足長Rではありません)

ここで断言できます、、、

両面タブ革パッチです!

このタイプのボタンは製造期間が短くて

両面タブ革パッチと一致しますよ。

おさらいです。

フライボタン(小ボタン)の変化

・下地がフラットタイプ 1952年頃まで

片面タブと一致(両面タブへの移行期もある)

・下地がブツブツの通常R 1953年~54年

両面タブ 革パッチと一致(短い期間の採用)

・下地がブツブツの足長R 1955年~1970年頃まで

ギャラ入り紙パッチ以降のXXとビッグE(長い期間の採用)

トップボタン裏もチェックします。

ボタン裏はフラットになっています。

※両面タブの革パッチ期でドーム状に膨らむ事はありません。

後ろ身頃も色落ちが少なくて、グッドコンディションです!

革パッチが残っています!

これは嬉しいです。

揺るがぬ証拠ですから、、、

※パッチが欠損している場合はフライボタンで判断しましょう。

センターループずれです。

革パッチモデルの最終期にずれます。

ギャラ入り紙パッチ(1955年~)に近いですね。

なので、1954年頃のモデルだと思います。

バックポケットです。

イエロー綿糸のアーキュエイトがいい感じです!

ステッチの欠片が味わい深いですね、、、

ここで面白いディテールを発見!

バックポケットの一筆縫いですが、、、

赤線の折り返しで、ポケットの内側を縫っています。

ここはステッチを飛ばして縫ったり、

ポケットの外側まで縫ったりすることが多いと思います。

しかし、このように内側を縫ってしまうパターンもあるんですよ。

縫い子さんの個性だったのかな?

話が反れました、、、苦笑

赤タブの確認です。

裏側に刺繡がありますね。

両面タブです!

位置もアーキュエイト付近まで下がっています。

そして、斜めの縫い付けです。

本当にアバウトですよね、、、

抜け落ちそうで、怖い、、、汗

という訳で

裏ブログで、何度か紹介しております、、、

501XX 革パッチ 1954年モデル の紹介でした。

ディテールまでチェックすると、これが微妙に違うんですよね!

当時のアバウトさが 良い意味で面白いと思います。

見るだけでも楽しいですね。

では!

・ご依頼の流れは以下のページで説明しております。

https://hands-on-jeans.com/nagare.html

・ビンテージ(アンティーク)ミシンで作った製品も販売しております。

https://handsonjeans.thebase.in/

(BASE検索 hands-on-jeans)

スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
Translate »