こんにちは ジーンズリペア&リメイク hands-onです。
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今回紹介するのはこちらです。
フロントの部分カンヌキがずれた状態で縫ってあります。
通称 ズレカン です。
このディテールだけで、大体の年代が特定されるんですよ、、、
それは、、、1967年位です。
コインポケットに耳は使っていないですね。
コインポケット裏がシングルステッチです。
ここがチェーンステッチになっている方が、年代は新しいですね。
501は全ての部分において、それが当てはまります。
1900年頃はオールシングルステッチだったという歴史がありますから、、、
フロント帯上はシングルステッチで
終わりがVステッチの止めになっていますが、、、
このVステッチ凄くないですか!?
ここまで下に縫っているのは初めて見ました、、、焦
温故知新とはこの事では?
ビンテージデニムを見ると新たな発見があって面白いものです。
(実在した物をデザインとして使えます)
トップボタン裏は16でした。
レアな16工場です。
あのVステッチは16工場だから出来たのかも???
ちょっと故意にやっている感もあります。
アーキュエイトステッチの角度が深いです。
ステッチのピッチが広いです。
バックポケット入口と同じミシンだったのかも?
もう少し後で、このステッチのピッチがかなり狭くなるはずです。
もちろんビッグEです。
Vの幅が左右不均等(片細V)です。
幅が均等Vでもあり得る年代なのですが、、、
(ちょうど移行期かも)
紙パッチがないのが残念なのですが、、、
持ち主さまから情報を頂きました(感謝)
これは購入時にパッチが残っていまして Aタイプ だそうです。
これはちょっと意外でした、、、
フロントのズレカンだったので、Wネームを疑っていました。
でも、Wネームだと 赤タブは均等Vになっているかもしれません。
まあ、タイプ物の初期モデルという感じですね。
1967年頃で間違いないと思います。
では!
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