リーバイス 701 片面47モデル 隠しリベットを解体しました! 鉄製銅メッキリベットのウンチクあり

こんにちは ジーンズリペア&リメイク hands-onです。

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今回紹介するのは、タイトル通りなのですが、、、

リーバイス701ビンテージ 片面47モデルです。

バックポケットの隠しリベットを外してから

剥き出しリベット仕様に変えて欲しいというカスタム依頼だったので

このように解体してみました。

こちらのジーンズは過去に裏ブログで紹介しています。

こちらをクリック

リーバイスのビンテージジーンズのリベット解体は何度もやってきましたが

隠しリベットの解体は今回が初めての経験でした!

今まで謎だった部分がありますので

報告したいと思います。

解体した隠しリベットです。

片面タブの時代はUFO型リベットを採用していました。

(1953年の革パッチモデルまで続いたと思います)

リベット表側のアップです。

Co(小文字o) になっているようです。

通常のリベットでCo(小文字o) は戦前までだったと思います。

(詳しく言うと、大戦モデルの初期までですが、、、)

本邦初公開!

UFO型リベットの内部です。

下側がツープロング(二本爪)になっていたのですね。

表側は綺麗に外したかったので

爪はカットしました。

多分、このUFO型リベット表側は再利用出来ると思いますよ!

(しかし、見えない部分を再利用しても意味ないかも?、、、苦笑)

次に磁石テストをしてみました。

付いたので 鉄製の銅メッキなんです。

裏側(普段見える側)もテストします。

やはりこちらも鉄製の銅メッキでした。

予想通りの結果なのですが、一度バラバラにして

テストしてみたいと思っていたので、念願が叶いました!

隠しリベットの歴史になりますが

1937年モデルからの採用となっています。

この頃は通常リベットの使い回しだったので銅製です。

そして、第二次世界大戦が始まって(1942年頃から)

特別仕様の大戦モデルになります。

ここで隠しリベットが今回のUFO型リベットの採用になります。

素材は今回と同じ鉄製の銅メッキリベットです。

なぜ?鉄製の銅メッキになったでしょうか、、、

私の勝手な予想です、、、

銅よりも鉄の方が、材料費が安価だったと思います!

戦時中の物資削減の対象になったのでは?と予想します。

そして、、、

戦後モデルになると、、、

隠しリベットは銅製に戻ったのでしょうか?

答えはいいえです!

通常リベットは銅製に戻りました。

しかし、隠しリベットの素材はこのまま変わらずなんですね。

(今回の片面47モデルがその証拠です)

その後、両面タブになり(1953年頃から)

紙パッチギャラ入りになります(1955年頃から)

ここで通常リベットが鉄製の銅メッキになってしまうのです!

やはり、、、製造原価の安いものへの移行だったのでしょうか?

(製造数が年々増えてきたから、リベット代も安くすべきとの判断?)

ちょっと現物をチェックしてみましょう!

(私物の501XX ギャラ入り ビンテージです、、、ボロボロでスミマセン)

鉄製の銅メッキリベットです。

確認の為に、磁石テストをしました。

(くっついたまま、持ち上がっています)

裏側です。

鉄からサビが染み出ています!

経年劣化でメッキが剥げたのでしょう。

再び、表側のアップです。

鉄製の銅メッキリベットは先端の突起が太いです。

(銅製リベットと比較するとわかります)

そして、鉄という素材は銅よりも硬いので

非常にガッチリと締まっています!

ここである事に気が付きます。

鉄製の銅メッキリベットは

銅製リベットよりも安価で、更に頑丈なのです!

単純にコストダウンをしたのではなくて

強度アップをしていたのです。

これは偶然か、必然かわかりません。

※今までの経験で、片面タブの銅製リベットが外れているのは何度も見た事がありますが、

紙パッチギャラ入りの鉄製の銅メッキリベットは外れているのを見た事がありません。

実は、、、

リベットメーカーさんに

鉄製の銅メッキリベットは作れるのか?と聞いたことがあります。

(昔のビンテージはそうなっていたので、再現したい)

答えはこうでした。

鉄製の銅メッキリベットは作れるが、、、

軸が硬すぎて、貫通後に軸が潰れないそうです。

現在の打ち込み機械では駄目らしいです。

(作っても、打ち込みが出来ない)

当時のリーバイス社はどんなリベット打ち機を使っていたのか

知りたい!との返答だったのです。

鉄ボタンのツープロング(二本爪)は細い形状なので

鉄製でも問題ないのですが、、、

これが軸の太い鉄製リベットになると、

今まで使っていた打ち機では対応出来ないのです。

なので、もし再現するならば、、、

表の皿部分のみになってしまうそうです。

意外な答えにビックリしました!

実際に私も、鉄製の銅メッキリベット表側を再利用するのに

非常に苦労しています。

外す工具が鉄の硬さに負けて、壊れてしまうからです、、、汗

何個も新しいのを買っています。

(赤字になりかねない仕事です)

これが片面タブの銅製リベットだと全く問題ありません。

(レプリカジーンズの銅製リベットも同じです)

ついでに 紙パッチギャラ入り の隠しリベットをチェックしみましょう。

くっついたまま持ち上がるので、鉄製の銅メッキリベットです。

表側をチェックします。

紙パッチギャラ入りでは、ここがフラットな皿型になっています。

くっついて持ち上がるので、鉄製の銅メッキリベットです。

そうなのです、、、

紙パッチギャラ入りに採用されている

リベットは全て、鉄製の銅メッキリベットです!

(銅製リベットだと思っている人が多いと思いますが)

こうゆう事を調査出来るのも

ジーンズを解体出来る、リペア屋ならではだと思います。

では!

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