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今回紹介するのは、こちらです。
今回もビッグサイズのジーンズを紹介します。
色残りも多く、状態も良いと思います。
ボタンフライなので、501です。
フライ(小)ボタンが5個あります。
通常サイズは4個になっています。
このサイズは受注生産かもしれませんね、、、
小股のステッチに注目します。
太い番手ステッチにXXの名残を感じます。
その上に、ちょっとずらしてカンヌキ留めです。
XX直後のWネーム期かもしれません、、、
ステッチの色にも注目です。
イエロー綿糸になっています。
リベット裏はアルミ製になっています。
XXでもギャラ無し以降(1962年以降)はアルミ製です。
ウエスト帯裏のチェーンステッチもイエロー綿糸です。
隠しリベット無しになっています。
帯止めはVステッチになっています。
ビッグEだと、前期型ですね。
フライボタンのR刻印は足長Rです。
トップボタン裏は無地なのですが、、、
フライボタン裏が16刻印です!
画像がありませんが、、、フライボタン裏は全て16刻印でした。
こうゆうパターンもあるんですね、、、汗
マニアの間では有名な16刻印です。
小ロット生産?
小規模で作っていた工場だと言われております。
今回の品はビッグサイズで受注生産だったのかもしれません。
ここで気になるのが、このジーンズの年代です。
XXからの移行期(Wネーム期)1966年なのか、、、
それ以降、ビッグEの前期型なのか、、、
パッチ無しなので、、、判断が出来ません。
16刻印の特徴として、昔のディテールを採用するという事があります。
よって、、、
私はビッグEの前期型だと思います。
ボタン裏16刻印じゃなかったら、Wネーム期のディテールです。
バックポケット、、、
イエローのアーキュエイトステッチもカーブが深いです。
まるで XXギャラ入り のイメージです。
16刻印は例外が多いので、何でもありですね、、、汗
もちろんビッグE
Vの幅は左右不均等(不均等V)
ここだけは新しいパーツです。
※古いパーツは均等Vです。
後身頃のWステッチも全てイエロー綿糸です。
非常に多く使ってありました。
これもマニアにとって嬉しい部分だと思います。
やはりこれは1点制作で
作った方が、ベテランだったと思います。
XXの時代からずっと作り続けていたからこそ
このディテール再現だったのではないのでしょうか?
全て、私の勝手な妄想ですが、、、(笑)
そんな妄想をさせてくれるビンテージジーンズでしたね。
見ているだけで面白かったです。
では!
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