リーバイス501-501 1966年製 Wネーム?(パッチ読み取り不可) ボタン裏J 

こんにちは ジーンズリペア&クラフト hands-onです。

※画像クリック(タップ)で詳細表示に変わります。

インスタグラム投稿の際は ハッシュタグ #handsondenim をお願い致します。

https://www.instagram.com/explore/tags/handsondenim/?hl=ja

今回紹介するのはこちらです。

いい感じの色落ちです。

全体的なパッカリング(アタリ感)全てが最高の状態です!

理想的な色落ちをしたビンテージジーンズだと思います。

この辺りが、一番好みの部分ですね!

XXのような 粗さがあって 点と線が混じり合った、縦落ち感もあります。

小股部分に カンヌキ留め があります。

という事は、、、XX以降のディテールです。

XX=小股部分のカンヌキ留め無しです(一部例外あり)

バックポケットに隠しリベットはありません。

リベット裏 アルミ素材

ウエスト上シングルステッチ

ボタン横 Vステッチ留めです。

ビッグEの前期型 というディテールですね、、、

ステッチワークを見てみると綿糸を多数使っています。

退色感や糸切れでそれがわかります。

XXらしさが残っている個体です。

トップボタン裏は J 刻印でした!

後身頃も パッカリング(縫い縮み)のアタリ感が素晴らしいです!

アーキュエイトステッチは糸切れしているので

やはり綿糸を使っている証拠ですね。

赤タブは もちろんビッグEです。

Vの幅は左右不均等(不均等V)です。

よって、素材はポリエステルだと思います。

※均等Vだと、レーヨン素材になります。

パッチが残っていました。

印字が薄っすらと残っています。

501の上に小さい501が見えませんか?

うーん、、、微妙

ここまでのディテールから判断すると

501-501 Wネームの可能性が高いです。

ボタン裏 J刻印だったし、、、

過去ブログ からWネームの画像を持ってきました。

こうゆう感じに印字されています。

ちなみに こちらもボタン裏は J刻印でした!

綿糸使い多数 だと書きましたが、、、

バックセンター、バックヨークのWステッチ巻き縫い部分は

ポリエステルのスパン糸になっていました。

(オレンジステッチ+糸の光沢感があります)

XXでも 最終モデルの頃はスパン糸を使っていることがあります。

こちらも 過去ブログ で紹介しております。

ウエスト裏は綿糸なので、糸切れ多数です、、、

特にチェーンステッチは裏側から糸切れが出ます。

しかし、センターとヨークの裏側は糸切れ無しになっています!

糸の素材が 綿→ポリエステル(スパン)に変わって行く際に

最も負荷が掛かる部分に対して 優先して使ったのでは?

という推測です。

こうゆう部分をチェックするのも楽しいですね!

という訳で

パッチ表記が微妙なのですが、、、

その他ディテールから 今回の依頼品は

501-501 Wネームの可能性が高いです。

XXからビッグEへの移行期 1966年製だと思います。

もう一度、最初の画像に戻ります、、、

Wネーム=小股のズレカンだと思っていましたが

そうでは無さそうですね、、、苦笑

最近のブログで書いていましたが、16ボタンのビッグEでも多数見かけました。

色んな個体差があるので、面白いですね。

では!

・当店のウェブサイトをまとめたリンク集になります。

リペアのご依頼や商品のご購入などは、こちらからお願い致します。

https://hands-on-jeans.com/holt

スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
Translate »