こんにちは ジーンズリペア&クラフト hands-onです。
※画像クリック(タップ)で詳細表示に変わります。
動画解説もしております、良かったらご覧ください。
今回紹介するのはこちらです。
色落ちが綺麗なビンテージジーンズです。
アウトシームのアタリもバッチリです。
ビンテージデニムのオーラが漂っています。
ではディティールをチェックしていきましょう!
小股の折り返し部分にカンヌキ留めが有りません。
これでXXが確定します。
※移行期はカンヌキ有りのXXも存在するみたいです。
ここで注目したのは小股のステッチ使いです。
オレンジステッチで細いですね。
XXだったら、ここは極太の綿糸です。
なぜ???
実は、、、スパン糸(ポリエステル素材)だからです。
驚きました!
ちなみにヒヨク(ボタンホールのパーツ)が縫ってある
Wステッチは綿糸です(退色しています)
脇押さえのサイドステッチをチェックします。
ここはXXのセオリー通り 極太の綿糸を使っていました(退色しています)
内側をチェックしていきましょう!
リベット裏がアルミなので、、、ギャラ無しのXXですね。
隠しリベットがありません、、、汗
XXを象徴するこのパーツが無いのは、、、XX最終モデルです!
という事は、、、1965年頃の製造になります。
XX=隠しリベットのイメージが強いのですが、最終的には省略されます。
フライボタンのアップも見えますね。
ついでに書きますが、Rの軸が長い 通称 足長Rボタン になっています。
トップボタン裏 W刻印です(アンダーバーがあります)
W工場ですが テキサス州 ウィチタフォールズ(Wichita Faiis)工場という事らしいです
1950年代→14
1960年代→W
1970年代→4
1980年~1990年代→585
という変化をするそうです。
情報元は柴剣談話室さんのHPからです、、、
この画面に映っている帯周辺のステッチは綿糸です(退色しています)
帯下のチェーンステッチはイエローでVステッチはオレンジに見えます。
このジーンズには
イエロー綿糸、オレンジ綿糸、オレンジスパン糸 という3種類の糸が混在しているのです。
まさにステッチの移行期が物作りにそのまま反映しているという
面白い現象が見られます。
40年代で主に使われていたイエロー綿糸
50年代で主に使われていたオレンジ綿糸
60年代後半からは綿糸とスパン糸の混在期
70年代になるとスパン糸がメインになります(ちょっとだけ綿糸もある)
こうゆう糸使いの変貌があります。
物作りもやっているので、どうしてもステッチワークに目がいってしまいますね、、、笑
後ろ身頃も見ていきましょう!
アーキュエイトステッチが無くなっているので
ここは綿糸使いです。
しかし、、、
バックヨークとバックセンターはオレンジのスパン糸になっています。
???
前股と後股に強度の高い、スパン糸?
もしかして、意図的では、、、
ジーンズで最も負荷の掛かる部分だからです。
後ろポケットはオール綿糸で縫ってあります。
赤タブがリーバイス刺繍ではありませんね。
R の刺繍です(端が解れていますが、、、)
これは通称 サークルR と呼びます。
XXの サークルRタブはかなりレアだと思います。
これはかなり面白いジーンズです。
センターループはもちろんど真ん中です。
左にずれている年代は以前の XXギャラ入り期 になります。
ベルトループもオール綿糸で縫われています(退色しています)
今回のブログを読まれて、綿糸とスパン糸の違いがわかりました?
ビンテージジーンズを見る時に糸の素材チェックも面白いですよ!
スパン糸の採用をスタートしたのがちょうどこの頃でしょう(個体差あります)
最後になります、、、
依頼主さまから頂いた画像です(ありがとうございます)
購入時はパッチが付いておりました。
薄くて、見えにくいのですが、、、501XXの印字があります。
間違いなく、XXですね。
今回は職人目線で楽しめたレポートになりました。
では!
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