ジーンズリペア&リメイク hands-on 裏ブログへようこそ。
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今回紹介するのはこちらです。
相当穿き込まれていて、色が薄いジーンズですね。
ダメージも、結構色々と出ている様子です。
これは全面補強リペアコースになると思います。
縦落ち感が少ない色落ちですね。
色落ちを見るだけで、66前期以降だとわかります。
(66前期まで縦落ちをするというのが一般的な意見です)
アウトシームには耳を使っています。
レギュラージーンズでも無いようです。
赤タブはスモールeです。
黒いカンヌキが目立っています。
バックポケット裏がチェーンステッチです。
ここまでの情報で、66後期か赤耳のどちらかに絞られました。
内タグをチェックします。
ピンセット上の文字を見てください。
Shrinks about 10% (約10%縮むと書いてあります)
よってこれは赤耳です。
(66後期だと縮率表記が8%です)
さらにタグの裏側をチェックします。
文字が薄いので、赤で書いてみました。
10 1 524 と並んでいます。
月 年 工場 の情報が記載されています。
よって
10月 1981年 524工場と判断しました。
1の判断方法ですが
1971年だと、バックポケット裏がシングルになっていないといけません。
(もしくはビッグEになっていないとおかしい)
1991年だと赤耳が終了しているので、アウトシームが脇割縫いになっていないといけません。
トップボタン裏ですが 524の刻印があります。
(見えにくいですが、間違いありません)
内タグの表記と一致しています。
524工場は旧6工場の事です。
場所ですがテキサス州のエルパソ工場というのも分かっています。
この頃になると、ボタン裏の工場番号が3桁の数字になるんですね。
有名なのは555のバレンシア工場です。
リーバイス本社があるサンフランシスコにあった直営工場です。
1906年に建設され、2003年に閉鎖された約100年の歴史ある工場でした。
赤耳の501は1990年代後半のビンテージブーム期には
オールドジーンズなんて言われていましたが
今ではビンテージジーンズと呼ばれます。
アメリカの法律だと、製造後30年以上経過した物をビンテージと呼び
100年以上経過した物をアンティークと呼ぶそうです。
1981年10月製造とはっきりわかっているから
2011年10月以降から、ビンテージジーンズと呼ぶことが出来ますね。
という事は、、、
赤耳以降の501ももうすぐビンテージの仲間入りですね。
では!
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