第42回(動画有)リーバイス505 66前期モデル 1973年11月製 5番工場 アウトシームに耳付き

こんにちは ジーンズリペア&クラフト hands-onです。

※画像クリック(タップ)で詳細表示に変わります。

動画解説もご覧ください。

今回紹介するのはこちらです。

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テーパード感のあるストレートなジーンズです。

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フロントがジッパーフライ、銅ボタン、隠しリベット無しです

よって リーバイス505 です。

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タロン42ジッパー

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ビンテージ物は裏側にUSAの刻印があります。

そして、綿素材のテープはこのように退色します。

(味がありますね、、、でもポリエステル素材より弱いです)

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505などに採用された、防縮デニムに使われるのはこの銅ボタン

銅ボタンは錆びません。

(ファッション着を意識していると思います)

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ボタン裏の刻印は 5 (5番工場)

5番工場ですが、、、

ミズーリ州 シデーリア(Sedalia)工場らしいです、、、

1950年代→15

1960年代→S

1970年代→5

1980年~90年代→650

という変化をするそうです。

柴剣談話室さんからの情報となっております、、、

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アウトシームにしっかりとアタリが付いていたので

裏側をチェックしてみると、、、セルビッチ(耳)付きでした。

ビンテージの505は耳有りと耳無し(脇割りロック)、片耳もあります。

裏からもどうぞ

(このリペアは当店の作業です)

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ビンテージ好きとしては、耳がある方が嬉しいですね(笑)

しかし、耳有りも耳無しも同じ生地なので

色落ちに差はありませんので、、、

偶然耳が入っただけです。

※その後の調査で505に使っていたセルビッチデニムですが

501よりも幅が広い生地だったことが判明しました。

よって、生地端を使わないケースも出てきます。

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後ろ身頃もチェックしましょう。

(綺麗な縦落ちをしている生地ですね)

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505らしい、大きなバックポケットです。

ポケットの存在感があります。

(501に比べると)

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バックポケット裏はシングルステッチ

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赤タブは スモールe でした。

(表は擦れて読みにくかったので、、、裏です)

という訳 66前期モデル 確定です。

66モデルには内側に情報があります。

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これは内タグが付いていました。

赤線部分

Shrinkage approx. 3%   かな?、、、多分

洗うと約3%縮みます の意味です。

505に採用された防縮デニムでも3%縮むんですね。

防縮とはまったく縮まないではありません、、、縮みにくいという意味です。

(同年代の501は8%縮率の記載ですから、、、)

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マニアにとって重要なのは裏側の数字です(笑)

読みにくいので、下に赤で書きました。

11 73 5M です。

月 年 工場番号 です。

よって 1973年 11月 5番工場 製造となります。

Mは Manufacture(製造)の頭文字?

1973年はスモールe の初期だと思います。

(今のところ、1972年製のスモールe を見たことがありません)

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ついでに言うと、

内タグの採用前は、ここにプリント(情報)が入っています。

これは何も書いていませんね。

今回の内タグ付きで1973年製というのも珍しいと思います。

(11月なので、73年の最終ですが、、、汗)

66モデルだったら、ここもチェックすると良いかと思います。

では!

・当店のウェブサイトをまとめたリンク集になります。

リペアのご依頼や商品のご購入などは、こちらからお願い致します。

https://hands-on-jeans.com/holt

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