ジーンズリペア&リメイク hands-onの裏ブログへようこそ。
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今回紹介するのはこちらです。
フロントがジッパーフライです。
トップボタンがシルバーです。
帯止めが並行ステッチになっています。
よって、こちらは502です。
(501のジッパーフライ版)
スライダー部分のアップです。
ABBOT ???
これはオリジナルではありません。
交換されています。
ボタンのアップ画像を見ると帯下ステッチを解いた跡がありますね。
502には501と同じ縮むデニムが採用されていました。
(505は防縮のプリシュランクデニムを採用しています)
よって、縮みによってジッパーの噛み合わせが悪くなって
壊れることが多かったようです。
それでも502は当時からかなりの人気だったようです。
1990年代のビンテージブーム以前からプレミアが付いていたと聞きます。
貴重価値があったようです。
(流通量が少なかったのだと思います)
パッチが残っています。
薄っすらと印字がありますが
読み取りは出来ません。
※紙パッチの縫い付けだけ、イエロー綿糸を使っています。
退色していい感じですね。
赤タブはスモールeでした!
古着ビンテージに詳しくない人は、へえーそうなんだー
ビッグEじゃないんだー と思いますが、、、
実はこれ、、、かなりのレア物なのです。
長年リーバイスビンテージを見てきましたが
502のスモールeは初めて見たので驚きましたよ。
502はビッグEしか見た事なかったので
スモールeが存在するのも知らなかった位です。
年代は新しいのですが502ビッグEよりも価値ある一品だと思います。
(古着屋さんはどのような値段をつけるのでしょうか?)
右前ポケットスレキです。
アップです。
擦れていますが、印字が見えますか?
そうなんです、66モデルの最初期
(スモールe の最初期でもあります)
スレキスタンプです。
よってこのジーンズの製造は1972年頃だと思います、、、多分
(1973年頃から内タグに変更されたようです)
ビッグEからスモールeへの移行期です。
ビッグEのスレキスタンプも存在しますから
同じ時期に両方作っていたと思われます。
いきなりバラしたボタンでスミマセン、、、
実はトップボタンを外したんです。
外側に付け直すと、ちょっとだけウエストサイズアップが出来ます。
注目はボタン裏です。
16ボタンでした。
16工場製造を意味します。
個人的意見ですが、502は16ボタンが多い気がしています。
(私が所有する502ビッグEも16ボタンでした)
502自体が少量生産だったと思うので、16工場で作ることが多かったのでは?
ついでに普段見れないボタンの付け根の部分です。
リーバイスのビンテージはこのように2本足なんですね。
復刻になると、1本足になっているようです。
ボタン裏の穴は足が貫通することであいた物だと思います。
(ボタンを打つ前は穴があいていない状態)
という事で
今回はここで終了したいと思います。
では!
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