こんにちは ジーンズリペア&クラフト hands-onです。
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今回紹介するのはこちらです。
これだけで、どのモデルか分かった方、、、
かなりの古着ビンテージの上級者ですね。
赤タブの表が擦り切れています、、、
スモールe です。
赤タブのビッグEがスモールeに移行したのは1973年頃だと思っています(個人的意見)
オレンジタブのビッグEはもっと後まで続いたようです、、、
1975年製の646ビッグEを古着屋で見たことあります。
(生産工場によって違うようですね、、、)
バックポケット裏がシングルステッチです。
これで66前期(シングル)が確定します。
紙パッチの501の印字の上に小さい文字で何かが書かれています。
これは
CARE INSTRUCTIONS INSIDE GARMENT
と書かれています。
(経年劣化で消えていますが、、、)
直訳をすると
「衣類の内側にある使用説明を気にしなさい!」
って感じでしょうか?
では、気にしてみましょうか(笑)
66前期モデルから、こうゆうタグが内側に付きます。
通称 内タグ と呼んでいます。
洗濯に関する注意書きです。
Waist & Inseam shrink approximately 8%
腰と股下が 約8% 縮む と書いてありますね。
重要なのは裏側の数字です。
3 4 6 と並んでいます。
これは
月 年 工場 の情報です。
よって、1974年3月 6番工場で製造というのが判明します。
4が64年だとビッグEのはず。
4が84年だとポケット裏がチェーンのはずです。
そうゆう理由で74年だと断定しています。
トップボタン裏の番号が6です。
内タグの工場番号と一致しています。
(工場番号の移行時期になると、一致しないこともありますが、、、)
この6番工場は後で524番になるようです。
テキサス州のエルパソ工場というのまでわかっています。
この頃になると、当時働いていた人が証言しているようですね。
赤タブや内タグが無い(読み取れない)場合はここをチェックしてみてください。
アウトシームがチェーンステッチになっています。
ビッグEだとシングルステッチだと思います。
(正確な移行時期はわかっていませんが、、、目安になります)
フライボタン(小ボタン)のRの文字が通常です。
ビッグEの頃は足長Rだと思います。
(正確な移行時期はわかっていませんが、、、目安になります)
最後に色落ちです。
66モデルはこのような綺麗な縦筋が出ます。
これがビッグE~XXへと古くなるにつれて
目が粗くなって、ムラが強くなります。
個人的にはこの綺麗な縦落ちも好きです。
1本 66前期のデッドストックで超ビッグサイズを持っています。
全部解体して、自分サイズに作り直してから穿きこみをしたいと思っています。
(忙しくて、なかなか時間がありませんが、、、苦笑)
では!
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