こんにちは ジーンズリペア&リメイク hands-onです。
※画像クリック(タップ)で詳細表示に変わります。
8/8(月)~14(日)まで新規オーダーストップとなります。
その期間の問い合わせのメール返信、入荷した依頼品の受付開始は
8/15以降となりますのでよろしくお願いします。
今回紹介するのはこちらです。
リーバイス501XX ビンテージ ギャラ無しモデルです。
こちらは裏ブログにて詳しく説明しております→ こちらをクリック
ちなみに裏ブログの画像がリペア前となっておりまして
こちらの画像は全部出来上がりのアフター画像です。
ベルトループを製作して付けさせて頂きました。
(ベルトループ専用ミシンを使っています)
こちらの古着ですが、、、
ベルトループ用をお客様から提供して頂きました。
古着のベルトループを作成する際は
生地の色味、雰囲気がベースに馴染むかがとても重要です。
当店にも古着のデニムはストックしておりますが
それが依頼品にピッタリ合うとも限りません、、、
よって、お客様が選ばれた古着を使うのが
一番良いと考えました。
ループに使ったのは左右お尻の色落ちした部分の生地です。
古着デニムは全体の色味が違うので,それを選択するのも難しいですね、、、
どこの色落ち感が一番馴染むかな?なんて考えます。
裏ブログで紹介していますが
こちらはセンターループずれのモデルだとわかりました。
よって、ループの付け直しもループずれを再現しています。
このようにビンテージ物のリペアの場合は 当時の仕様というのを
知っておかなければいけません。
(リペア技術+商品知識が必要になります)
フロント部分のループ周辺です。
ベルトループの取り付け方法に注目してください。
専用のカンヌキミシンを使っているのは当然ですが、、、
トップボタン横のVステッチ
やや細い番手のシングルステッチにて仮止めの処理を行っています。
通称 バンザイ縫製 というやつです。
その辺りも再現しています。
裏から見るとこんな感じに仕上げています。
トップボタン横のギリギリを縫うのが結構大変でした、、、
新品を製作するときは、ボタンが付いていない状態で縫うので
楽なのですが、、、
もうひとつの依頼が全ステッチの補強でした。
当店では勝手に影武者ステッチと呼んでいます。
501XXは100%オール綿糸を使っています。
耐久性の高いスパン糸の登場は
1966年以降のビッグEモデルからとなっています。
※いきなり全部がスパン糸になるわけでなく
徐々にスパン糸使いが増えていきます。
1970年代の66モデルになると
全ステッチがスパン糸に変わっています。
そうゆう事から
綿糸というのは経年劣化しやすく
補強ステッチというのがとても重要になってきます。
(復刻、レプリカジーンズでも同じことが言えます)
インディゴ染めの細いスパン糸で補強しているのがわかりますか?
細くても、スパン(ポリエステル)糸なので強いです。
今回はそのままミシンが届く部分は全て補強ステッチをしています。
インディゴ染めの糸は表から見ても完全に生地に馴染んで見えないので
裏からの画像としました。
ウエスト下のチェーンステッチ部分も補強ステッチしています。
ウエスト部分のチェーンステッチには太い番手を使っているので
とてもボリュームがあって盛り上がります。
実はその盛り上がりが摩擦に弱いのです。
古着501XXのウエスト裏チェーンステッチはぶちぶちと切れているものが多いですね。
しかもチェーンステッチは連鎖して解ける性質があるので
やはり補強が必要だと思います。
(ウエスト裏って穿くと自然に擦れる部分だし)
以上でございます。
こちらの工賃が
ベルトループの製作(専用ミシン)+取り付け 6000円(生地提供の場合)
全ステッチの補強リペア(影武者ステッチ) 6000円
合計 12000円(別途送料)
よろしくお願いします。
・ご依頼の流れは以下のページで説明しております。
↓
https://hands-on-jeans.com/nagare.html
・ビンテージ(アンティーク)ミシンで作った製品も販売しております。
↓
https://handsonjeans.thebase.in/
(BASE検索 hands-on-jeans)