リーバイス501 ビッグE? ウエスト帯、ポケット向こう布、前立て、前股、左右お尻、スソ、ベルトループなどの解体リペア

こんにちは ジーンズリペア&リメイク hands-onです。

※画像クリック(タップ)で詳細表示に変わります。

今回紹介するのはこちらです。

リペア前のビフォーから紹介します。

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リーバイス501ビッグE ビンテージだったと思います。

今回の依頼品はダメージ自体は大きくなかったのですが

直すのに非常に苦労しました、、、大汗

今回の依頼品は全て解体リペアの依頼でした。

そのままリペアが出来そうな部分も解体リペアによって

きっちり綺麗に直して欲しいというオーダーでした。

(それによって、工賃が上がっても構わない という事でしたので)

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前股(小股)の付け根部分です。

ここは解体リペアが必須な場所です。

裏側の 持ち出し を外してからリペアをやっています。

ここは一番負荷が掛かる部分なので、周辺補強もしっかりとします。

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前立てのエッジ部分です。

ここもフロント部分を解体しないとリペアが出来ません。

股のカンヌキ留めも外します。

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帯の先端にもダメージが出ています。

ここはボタンホール周辺の帯を解体しないといけません。

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ウエスト右サイド側です。

ベルトループが弱っています、解体リペアします。

コインポケットの上側にも小さい破れがあります。

ここはリベットを外して、解体が必要です。

スレキ(袋布)とは別々にして、デニム生地のみ をリペアします。

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帯上のエッジ部分にダメージが出ています。

この部分を綺麗に直すには、、、帯の解体が必要です。

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ウエスト左サイド側です。

右側と同じようなダメージが出ています。

全て解体リペアをします。

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縫い代が集まっていますね、、、汗

ここも解体リペアか、、、大変です。

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お尻部分にはダメージが出ています。

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他店さまによる過去リペアの補強範囲が狭かったのが原因だと思います。

破れ穴のリペア+広範囲の補強リペアをします。

左側のお尻も生地が弱いのでまとめて補強リペアをします。

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スソ部分です。

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この部分は解体リペアが必須の部分です。

いつも通りに作業します。

という訳で、、、解体しました!

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帯はトップボタンが付いている所だけがつながっています。

それ以外は外しました。

帯上のエッジダメージを綺麗に直さないといけませんので、、、汗

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コインポケット上のダメージを解体リペアするには

スレキ(袋布)と別々にしないといけません。

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同じく、左側向こう布のダメージを直すにはこうゆう解体が必要です。

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後ろポケットとお尻の付け根が弱っているので

このような解体となりました。

左右後ろポケット中心部分に一番負荷が掛かります。

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ベルトループは全て解体リペアをします。

リベットは1ヶ所外したので、表の再利用取り付けをします。

それでは手間が半端なかった、リペア後の紹介になります。

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遠めに見るとそこまで変わっていないようですが、、、

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前股周辺です。

解体リペアでキッチリ直しています。

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前立てのエッジ部分です。

解体リペアでキッチリ直しています。

小股のカンヌキ留めもやり直しています。

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帯先~ボタンホールも解体リペアです。

綺麗に直せました!

ベルトループも解体リペア(ここはいつも通り)です。

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帯の上下ステッチはチェーンステッチ仕上げです。

シングルステッチでも良いのですが、あえてオリジナル重視にしています。

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左脇部分です。

解体リペアを行っています。

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サイドステッチ付近です。

潰れずに立体感を保っています。

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帯のエッジ部分も綺麗に直っています。

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左側の帯上です。

エッジ部分全体が綺麗に直っています。

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右のウエストサイド側です。

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コインポケット上~サイドステッチ部分

解体リペアなので立体感を保っています。

リベット表は再利用取り付けをしています。

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リベット裏は既製品のアルミ部品に交換します。

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帯部分です。

解体リペアなのでエッジ部分も綺麗に直っています。

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右腰全体の帯部分です。

エッジ全体を解体リペアしています。

綺麗に直っています。

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お尻周辺のリペア後です。

左右お尻が弱っていたので、広範囲の補強リペアを行っています。

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ダメージ穴は強力リペアで塞ぎました。

過去リペアの雰囲気に合わせてみました。

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バックポケット中心に負担が掛かります。

しっかりと補強リペアを行っています。

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左右のスソです。

ここはいつも通りの解体リペアです。

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スソの縫い直しはチェーンステッチ仕上げです。

オリジナル重視にしています。

イエロー綿糸を使っていたので、合わせました。

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最後に裏側からご覧ください。

このような補強リペアです。

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お尻の中心は特にキッチリ補強しています。

補強しないとカンヌキ留めの周辺から身生地が破れます。

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前股の裏側です。

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持ち出しの先端部分が身生地を突くので

ここがピンポイントでダメージになります。

(ジーンズの定番ダメージ)

なので、このように解体して補強が必要となります。

ジーンズを綺麗に直す為には、手間暇を惜しみません。

以上でございます。

細かくブログで書かないと、リペアにこだわっている部分が伝わらないです。

じっくりと読んで下さる方の為に、頑張って書いております。

今回の工賃は

ベルトループの解体リペア1500円×5個

前股~前立て全体の解体リペア 8000円

帯全体の解体リペア10000円(ボタンホール再構築有り)

左右脇の解体リペア6000円 (リベット表再利用取り付け有り)

左右お尻の補強リペア 8000円(ポケット中心補強有り)

左右スソの解体リペア 5000円(チェーンステッチ仕上げ)

合計44500円(別途送料)

納品後に喜びのメールを頂きました、、、ほっと一安心です。

解体して手間暇を掛けると、それだけ工賃も高くなりますが綺麗に直せます。

オーダーお待ちしております。

・ご依頼の流れは以下のページで説明しております。

https://hands-on-jeans.com/nagare.html

・ビンテージ(アンティーク)ミシンで作った製品も販売しております。

https://handsonjeans.thebase.in/

(BASE検索 hands-on-jeans)

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