こんにちは ジーンズリペア&クラフト hands-onです。
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明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い致します。
2021年 最大のダメージジーンズを紹介します。
まずは、リペア前
なかなか激しい破れ方をしておりますね、、、
他店さまにて、何度もリペアを繰り返されたジーンズです。
リーバイス501 ビッグE ビンテージ(1970年頃)になります。
裏を見ると、過去のリペア状況がわかります。
色んな種類の当て布が使ってありますね。
色んな人がこのジーンズリペアに関わったと思います。
破れては直して、、、何度も何度も、、、
※前身頃も凄い事になっていますが、それは最後にお見せします!
いわゆる、弱ったデニム生地の末期症状です。
ダメージ部分を直しても、また同じ事の繰り返しになります、、、涙
これは超広範囲の補強リペアが必要です!
という事は、、、超高額リペア代が必要となります。
お客様にそれをお伝えしました。
・私
そこまでして、直しますか?
↓
・お客様
はい! 直します!
こうなるまで、相当な思い入れがあるので、、、
ここで諦めたくありません!
↓
・私
了解しました、、、
ベストを尽くして、頑張ります!
トップボタンホールもボロボロでした、、、汗
こちらも解体リペアでキッチリ直しますね!
↓
↓
↓
過去リペアを外しました、、、滝汗
アウトシーム部分はそのままリペアで直してありました。
とにかく、その場しのぎのリペア を繰り返されたジーンズです。
再リペア&広範囲の補強をする際に
元のリペア跡が硬いと、追加が出来ません。
かなり手間ですが、過去リペアを外せる部分は外しました!
↓
↓
↓
それでは出来上がりがこちらになります。
とても自然な仕上がりになったと思います。
最後に裏からお見せしますが、超広範囲の補強を行っております!
バックポケットは外してから、丁寧に直しております!
バックポケットのリペアは必要なしとの事だったので、、、
リペアしておりません。
※後で、追加リペア可能です。
過去リペアを外してから解体した、サイドシーム部分のリペアです。
綺麗に直しております。
この部分のビフォー画像がありませんが
サイドシーム(ポケットスレキ含む)をそのままリペアにて
ガンガンに叩き縫いされておりました。
リペアを解くのが、本当に大変でした、、、涙
トップボタンホールは解体リペアです。
専用ミシンでやり直しておりますので
綺麗な仕上がりになったと思います!
前から見ていきましょう!
前身頃のリペア跡は 他店さまによるものですが、、、
かなりの穿き込みですよね!
天然のリアルダメージから生まれた、アート作品だと思います。
依頼主さまが、これはリペアを諦められない!
と言われた理由がわかります。
古着から購入したとしても
この領域になるまで、
どれほどの穿き込みが必要だったのでしょうか?
当店では、基本的にアウトシームは解かずにリペアをします。
しかし、今回は例外です!
アウトシーム部分を解いて、キッチリ直しております。
このダメージ&リペア部分の負荷が
アウトシーム部分に掛かって、ダメージになっておりました。
最初に書きましたが、弱ったデニム生地の末期症状、、、
瀕死の状態だったので、ここまでする必要がありました!
では、最後に裏からお見せします。
補強範囲がおわかりでしょうか?
お尻、股、太ももの裏側、、、ハーフパンツ状態!
本当に気の遠くなる、作業でした、、、滝汗
ここまで補強しておけは、もう安心です。
ガンガン穿いて、ガンガン洗ってください!
アウトシーム部分
ポケットスレキ(袋布)付近→太もも→ヒザ位置
超広範囲の補強です。
ポケットスレキ(付近)の再構築はかなりの手間仕事です、、、汗
2021年、、、最後の大仕事となりました!
以上になります。
今回の工賃は、、、全部まとめて 80000円
お客様は来店依頼だったので、取りに来られました。
仕上がった依頼を見て
うわっ、、、これは凄い!
一生穿き続けます!
と感動されておりました。
私も、本当にほっと一安心です。
このようなご依頼は滅多にありませんが、、、
オーダーお待ちしております。
本年もよろしく宜しくお願い致します。
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