リーバイス501XX 1937モデル移行期(幻の1942モデル?) 隠しリベットが大戦リベット!

こんにちは ジーンズリペア&クラフト hands-onです。

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今回紹介するのはこちらです。

ビンテージデニムのオーラが凄いです。

荒々しい縦落ち

グレー色な汚れと、ヒゲ落ち。

アート作品に見えます。

実際、手に取ってみたのですが

肉厚なデニムでした。

まるで大戦モデルのような、、、

色落ちの雰囲気は大戦モデルです。

スソの縫い方も特徴がありました。

耳の部分が寄れています。

これも大戦期の特徴だと思います。

股リベットがあります!

大戦モデルではありません、、、

37モデル?

内側をチェックします。

ドーム状の隠しリベットです。

大戦モデル?

でも、股リベットがありますよ、、、

この辺りは37モデルの雰囲気ですね。

ボタン裏はドーム状

突起(プロング)の跡もあります。

ツープロングと呼ばれますが

このボタン裏はプロングが1個ですね。

個体差があるのがビンテージです。

後ろ身頃をチェックしましょう。

こちら側もビンテージデニムのオーラが凄いです、、、

ドス黒、荒々しい 縦落ち感

大戦期デニムの特徴です。

赤タブが欠損しております。

アーキュエイトステッチも完全に抜けています。

37モデル特有の 深いカーブ 跡があります。

シンチベルトがカットされております、、、残念

通称 カットバックル と呼ばれております。

当時はベルトで締めるか、シンチバックで締めるか

選ぶことが出来ました。

ベルトで締める方は、購入時にハサミで切っていたそうです。

邪魔だから、要らない!

勿体ないのですが、そこは合理的なアメリカ人。

革パッチが残っております。

戦前のモデルですが、当時は乾燥機が普及していませんでした。

なので、革パッチが残っているジーンズが多いのも特徴です。

戦後の501XXで革パッチが残っていない物が多いのは

乾燥機が普及して、ガンガン回していたからです。

これも合理的なアメリカ文化だと思います。

※日本のように洗濯物は外で干さない習慣だと聞きます。

隠しリベットが大戦期のドーム状だったので

もしかして、大戦期の 鉄製無地があるかも?

と思ってチェックしましたが

全て Co 刻印の戦前仕様でした。

というわけで、、、このジーンズは

1937年モデル→大戦モデルの移行期だと思います。

1942年モデル というカテゴリーになるのでしょうか?

37モデルと大戦モデル ふたつの特徴があります。

ベルベルジンさんで昨年末に限定販売された

501XX 1942年モデルの復刻ジーンズがあります。

こちらをクリック

ここで紹介されている ディテールと一致 している気がします。

なので、1942年モデルと書かせて頂きました!

デニムマニアにはたまらない幻の一品ですね。

貴重なお品をリペア依頼してくださり、ありがとうございます。

(リペアは完了したので、当店にはありません)

では!

SDGsの目標12 作る責任 使う責任

デニム(綿100%)は直し続けると、一生使えますよ!

人生の相棒にデニム(綿100%)という選択を、、、

※ポリエステル混紡のストレッチデニムは例外です。

・当店のウェブサイトをまとめたリンク集になります。

リペアのご依頼や商品のご購入などは、こちらからお願い致します。

https://hands-on-jeans.com/holt

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