リーバイスS501XX 大戦モデル 前期型 1942年頃 ユーチューブで2回紹介されました!

こんにちは ジーンズリペア&クラフト hands-onです。

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新年あけましておめでとうございます。

本年も宜しくお願い致します。

新年1発目の投稿という事で、、、スペシャルアイテムを紹介します!

リペアは多少入っておりますが、、、

色落ちもいい感じで、状態もまずまずのジーンズだと思います。

ビンテージデニムのオーラが出ております!

独特な色落ちです。

コインポケットにリベットがありません!

はい、そうです S501XX

通称 大戦モデル

こちらのジーンズはユーチューブで紹介されたので

有名かもしれませんが、、、

(最後にユーチューブも紹介します)

ブログには ブログの良さ がありますので

じっくりと紹介させて頂きます。

荒々しい色落ちをしております。

しかし、大戦期の 独特な荒々しさ とはちょっと違う感じも、、、

その辺りも解説していきたいです。

リベットのアップです。

鉄製 無地 銅メッキ?

※メッキは経年劣化で剥げたのかもしれません、、、

大戦期の物ですね。

独特なエイジングになっております。

大戦モデルですが

ボタンは全て リーバイス刻印のメーカーボタンになっております。

よって、大戦前期型 だと思います。

※大戦中期から月桂樹ボタン、ドーナツボタンに変わっていきます。

メーカーボタンの在庫があった頃は、そちらを先に消化したのでしょう、、、

アップで見るとこのような感じです。

隠しリベットです。

エッジの角が取れて、外側が丸いリベットになっております。

ドーム状と表現される事がありますが

そこまで盛り上がっておりません。

隠しリベットの上部

カンヌキ留めがありません。

シングルステッチの返し縫いのみになっております。

※大戦モデルの最終(46モデル期)はカンヌキ留めが復活します。

ポケットスレキは通常のレギュラーかな?

違いました、、、

キャンバス生地(帆布生地)でした。

これは厚手で頑丈ですね!

スレキ下の処理が 切りっ放し+ロック縫い!

これはLeeが採用している縫い方です。

リーバイスでこのような処理をするは珍しいです。

何でもありだったのでしょう、、、汗

ボタン裏はドーム状になっております。

トップボタン裏ですが、、、

ツープロング(二本爪)の跡と

窪み? 中央が凹んでおります。

このようなパターンもあるのですね。

※こちらはリペア前の画像です。

ボタンが外れる寸前(下地が穴になっています)

ボタンを外して、下地リペア→ボタン両面再利用取り付け

というリペアを行いました!

リペア後にボタンのサビが無くなっておりますが

それはボタンリペアで熱処理をした際に、サビが飛びました!

(ボタンリペアでは内部の爪を加工するのに、熱処理が必要です)

ご理解の程、宜しくお願い致します。

前股の裏側です。

通称 持ち出し と呼ばれる部分が

切りっ放し になっております。

ここも大戦モデルの特徴(大戦モデル以前の特徴)だと思います。

続きまして、後ろ身頃です。

バックポケットにアーキュエイトステッチがありません。

ペンキステッチがあったと思われます。

※依頼主さまの ユーチューブチャンネル でペンキステッチの跡が見れます!

良かったら、ご覧ください。

最後に動画を紹介します。

赤タブの位置が低いですね。

これも大戦モデルの個体差だと思います!

ベルトループは極太になっております。

Wステッチ幅が通常よりも狭いです。

これも大戦期に多い仕様です。

センターの盛り上がりにダメージが出ておりまして

味わい深いです!

書き忘れておりましたが、、、

オールイエロー綿糸になっております。

イエローが経年変化で退色して

生成りのようなイエローです。

独特な雰囲気になっております!

スソはオリジナルステッチです。

ビンテージジーンズ特有の 斜めのウネリ感 がありません。

これも過去ブログ(大戦モデルカテゴリー)で紹介していましたが

やはり、共通しております。

斜めのウネリ感が出るミシンとして有名な

ユニオンスペシャル43200G で縫っていないと思います。

個人的意見ですが、、、

ユニオンスペシャル11500というミシンで

(43200Gよりも昔の機種)

縫っていたのでは?

(針が垂直に落ちるので、斜めのウネリ感は出ません)

こちらの動画をご覧ください。

というわけで、、、

こちらの大戦モデルは 大戦前期 1942年頃 の製造だと思います。

最初に書いた生地感ですが、、、

大戦モデルの独特な 横段がありません。

大戦中期になると、横段が出てきて

本当に荒々しさが増します、、、

※横段があると現在ではB品生地です。

もしかしたら、戦前に製造された生地在庫を使った

大戦モデルだったのかもしれませんね。

色々な想像が搔き立てられて、面白いです。

これがビンテージジーンズの魅力です!

さて、タイトルあるように、、、

こちらのジーンズはユーチューブチャンネルで紹介しております。

ユーチューブ ちゃんねるツルット にて紹介させて頂きました!

ブログでは伝えきれない魅力を

ユーチューブでも伝えていきたいと思います。

これからも このシリーズは続きますので、宜しくお願い致します。

※ブログ+ユーチューブ メディアミックス にて魅力を発信していきたいです。

そして、、、依頼主さまもユーチューブをされておりました!

80年前のペンキステッチまだ残ってます【ビンテージリーバイスS501XX】20のディテイル – YouTube

ようDa channel – YouTube という名前で活動されております。

良かったら、ご覧ください。

※ブログに埋め込みが出来ない設定?

それでは、本年も宜しくお願い致します!

SDGsの目標12 作る責任 使う責任

デニム(綿100%)は直し続けると、一生使えますよ!

人生の相棒にデニム(綿100%)という選択を、、、

※ポリエステル混紡のストレッチデニムは例外です。

・当店のウェブサイトをまとめたリンク集になります。

リペアのご依頼や商品のご購入などは、こちらからお願い致します。

https://hands-on-jeans.com/holt

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