こんにちは ジーンズリペア&リメイク hands-onです。
※画像クリック(タップ)で詳細表示に変わります。
今回紹介するのはこちらです。
いい感じに色落ちしたジーンズです。
左右太ももの色落ちしている部分の生地全体が弱くなっています。
破れた部分のみをリペアしてもあまり意味がない状態です。
(リペア後にすぐに周辺から破れるでしょう)
後ろ身の色落ちもバッチリでいい感じですが
左右お尻の全面補強リペアが必要になっています。
破れていませんが、破れる寸前位の弱りようです。
裏ブログではございませんが、、、
一応、ウンチクを書かせて頂きます。
リーバイスのジーンズで コインポケットにリベット無しで
パッチ表記が S501XX になっているので
通称 大戦モデルです。
(復刻版になります)
トップボタン裏の刻印が 555
米国のバレンシア工場製を意味します。
今は亡き 米国バレンシア工場
(閉鎖したのが、2003年)
バレンシア工場製の価値も高まってきています。
内タグをチェックします。
555のプリントの隣に 1099 とあります。
1099とは 1999年10月製造を意味していると思います。
ビンテージブーム期に買われた物だと思います。
今でも大切にされているのですね。
実はバレンシア工場復刻のリペア依頼も多いのです。
2033年以降は バレンシア工場製もビンテージ扱いになるのでしょうか?
今でもお持ちの方は大切にして欲しいです。
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リペア後がこちらです。
左右太ももの全面補強リペア
破れ穴は強力リペアで穴埋めしました。
※アウトシームは開いていません
(最後に裏から補強範囲をお見せします)
強力リペアによる穴埋めですが、、、
縫込み量が周辺よりも多いので、それなりの硬さは出ます。
しかし、これくらいの大きさだと気にならないと思います。
がっぽり大穴に対する強力リペアはお勧めしませんが
この程度の破れだったら、お勧めします。
左右お尻の全面補強リペア後です。
(最後に裏から補強範囲をお見せします)
当店では左右お尻の全面補強リペアの際には
後ろポケットを部分的に外してから作業をします。
※一番弱っているのが、後ポケットとお尻のキワになるからです。
(最も色落ちが進行している部分)
最後に裏からご覧ください。
当て布がグレーで判りにくいかもしれませんが、、、
こんな感じで広範囲に補強をしています。
今までは破れそうなのを気にしながら穿いていたと思いますが
もう安心です。
ガンガン穿いて、ガンガン洗濯してください。
こちらの工賃ですが
左右太ももの全面補強リペア 8000円
左足の破れ穴 強力リペア 3000円
左右お尻の全面補強リペア 6000円
合計 17000円(別途送料)
とても依頼の多いリペア内容だったので
(当店の定番リペアです)
ブログで紹介させて頂きました。
こつこつと10年以上穿き込まれて
もう全体が破れそうでやばいな、、、という物も
このように全面補強リペアをすれば
復活しますので!
オーダーお待ちしております。
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