こんにちは ジーンズリペア&リメイク hands-onです。
※画像クリック(タップ)で詳細表示に変わります。
今回紹介するのはこちらです。
ボチボチアタリが出ている、古着です。
フロント部分にはヒゲが出ています。
太もも部分もいい感じに色落ちしています。
縦落ちしていますね。
いつの年代でしょうか?
隠しリベット無し
帯の上下はチェーンステッチです。
ビッグE以降です。
トップボタン裏は 6 でした。
後ろ身頃も見ていきましょう!
やはり、いい感じに縦落ちしています。
赤タブは スモールe です。
この色落ちで スモールe 66前期でしょうか?
バックポケット裏がチェーンステッチなので
66後期モデル!
(バックポケット裏がシングルだと66前期モデル)
えっ、、、マジで
驚きました!
66前期までが縦落ちするデニム
66後期から縦落ちしないデニム
ビンテージジーンズマニアの間では
66後期は縦落ちしないからビンテージだとは認めない
という意見もあるほどです。
66後期でこのような色落ちのジーンズが出てくる理由ですが、、、
それは 66前期→66後期への移行期でしょう。
ステッチの変更とデニムの染めの変更がピッタリ同じとは限りません。
多少のタイムラグはあります。
それでは内タグをチェックしてみましょう!
タグの文字が消えかかっているので、下に赤で書いてみました。
4 6 7 です。
月 年 工場番号 という法則です。
ちょっとここで疑問が、、、
工場番号が 7 ???
トップボタン裏は 6 でした。
このパターンは過去に経験しています。
(お客様からもそうゆうイレギュラーがあるのを聞いていました)
個人的な意見です。
単なる 印字ミス だと思います。
トップボタン裏が6なので、工場番号は6とします。
そうなると、年が7になります。
このイレギュラーパターンの場合、、、
月 工場番号 年 という順番になります。
そうなると、、、
1977年4月 6番工場 製造 だと思います。
1977年の前半は66後期になったばかりの頃だと思います。
そう考えると、縦落ちデニムの理由がわかります。
※旧ブログでも似たような例を紹介していました。
1977年5月 6番工場 製造の66後期モデルです。
↓
66後期を沢山見てきた方ならお分かりだと思います。
たまに 縦落ちデニムの66後期があります。
これはねらい目のジーンズですね。
66前期と66後期では値段がかなり違います。
(古着屋では 66シングル、66チェーン と分けている所もあります)
今回はそのようなお買い得なジーンズだったと思います。
66後期(チェーン)でも縦落ちデニムは探せばあると思いますよ。
では!
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