こんにちは ジーンズリペア&リメイク hands-onです。
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今回紹介するのはこちらです。
シンチバック付きでポケットは剥き出しリベット!
しかも後ろポケットにはアーキュエイトステッチ入り
リーバイスではありません、、、当時の類似品です。
これはかなり古いです。
依頼主曰く、、、 戦前の1930年代物だろう と言われていました、、、汗
これは緊張します。
いきなり内股を解体した画像からのスタートとなります。
左足の内側がボロボロです、、、汗
縦方向に長い破れが生じています。
デニムのリペア屋さんならば、お分かりだと思いますが、、、
縦方向のリペアは非常に難しいのです、、、涙
頑張ってみます。
お客様には綺麗に直せるか、やってみないと分からないとお伝えしました。
右足はスソの部分がボロボロですね。
こちらは内側の破れがないので、まだやりやすいと思います。
インシーム全体が弱くなっていたので
全部解体しています。
内股の中心も破れていました。
こんな感じです。
こちらはいつもの解体リペアとなります。
ワークパンツなので、内股はトリプルステッチ仕様なのです。
これを元に戻すのもひと苦労です、、、汗
それでは非常に苦労してリペアをしました。
出来上がりがこちらになります。
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解体リペアなので縫い代も綺麗に直せました!
この角度からもどうぞ。
エッジ部分のダメージを綺麗に直せるのが解体リペアの特徴です。
問題の左足の縦裂け部分です。
このように仕上がりました。
色落ちの近い古着デニムを移植してリペアをしました。
生地の欠損が激しい場合はこのような手法になる事が多いです。
トリプルステッチの縫い直しも難しかったです。
元のステッチ跡をトレースしないといけませんので、、、汗
それが3本もあります、、、涙
右足部分のスソです。
こちらも同じく古着デニム生地の移植にてリペアをしました。
(左右で同じ生地に統一しております)
こちらもインシームのトリプルステッチを縫い直しております。
要は、、、
内股(右スソ~股~左スソ)を端から端まで 全部縫い直しですね。
それを3回やっております、、、汗
解いた縫い目も合わせないといけないし。
ワークパンツの再構築は大変です。
内側からもご覧ください。
前後股の裏側も補強しております。
縫い代部分全体が弱っていたので、こんな感じで補強をしています。
目立たない部分もキッチリと作業しています。
1930年代のビンテージデニムなので、生地も広範囲に弱っていました。
当時のリアルワーカーが作業着で使っていたのだと思います。
そうじゃないと、こんなダメージ状況にならないと思います。
(日常着であんな破れ方はしないでしょう)
以上でございます。
こちらの工賃が全部まとめて、、、
25000円(別途送料)
納品後、喜びの声を頂きました。
想像以上に綺麗に直ったようで、感動されていました。
ほっと一安心です。
戦前のビンテージデニムは貴重過ぎて、扱いが怖いです。
今回は遠方から来店して頂きました。
貴重な依頼品は持ち込みされる事をお勧め致します。
お互い、顔を合わせた方が安心しますから、、、
宜しくお願い致します。
では!
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