こんにちは ジーンズリペア&リメイク hands-onです。
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今回紹介するのはこちらです。
リーバイスのビンテージ 507XX 通称 2ndジャケット と呼ばれています。
この距離からでもかなりのダメージがあるのがわかります。
色もかなり薄くなって弱っている印象です。
1950年代~60年代 頃に生産された物です。
かなりの年代物ですね。
右カフス、、、もうボロボロです、、、汗
要解体リペアとなります。
左カフス、、、同じくボロボロです、、、汗
こちらも要解体リペアとなります。
エリです。
ここが一番激しく弱っているように感じます。
ハードに破れていますね、、、大汗
破れというよりも、下地が朽ち果てそうな勢いです。
もちろん、こちらも要解体リペアとなります。
よくぞ、ここまで着用されたなあ、、、と感心します。
さあ、、、
リペア後にきちんと再構築出来たのでしょうか?
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出来上がりが、こちらになります!
何とか完成しました!
解体リペアなので、綺麗な仕上がりだと思います。
いやー
これはしびれました、、、大汗
もちろん全面補強を行っています。
見て頂けると、このリペアの大変さが伝わると思います。
今回はあえて説明なしで、、、
右カフスのリペア後です。
解体リペアなので綺麗な仕上がりだと思います。
オリジナルボタンの表側は再利用しています。
経年変化したサビの雰囲気がカッコ良いですね。
ボタンホールも専用ミシンで縫い直しています。
カフスの裏側はこのような感じです。
身頃部分の生地も弱っていたので補強を行っています。
ボタン裏は新品に交換しています。
今回は鉄製を使いました。
使い込むと、こちらもサビて経年変化をします。
馴染んでくるでしょう。
左カフスです。
こちらも同じく解体リペアです。
右カフスと同様のリペアを行っています。
最後に、、、
全ステッチ補強を行っています。
細くて、強くて、目立たない糸を使っています。
当店では影武者ステッチ補強と呼んでいます。
ビンテージの劣化した綿糸の雰囲気を崩さずに補強が出来ます。
お勧めの補強ステッチです。
1960年代以前のオール綿糸を使われてたビンテージデニムでは
全ての糸が弱っています。
部分的に直しても、その場しのぎにしかなりません。
ポリエステルの強い糸に完全移行したのは1970年代です。
ざっくりと説明します。
リーバイス501ビンテージを例にすると、、、
501XX(1966年まで)オール綿糸
501ビッグE (1967年~)綿糸とポリエステル糸のミックス
501スモールe 66モデル(1973年~)オールポリエステル糸
大体、このようなイメージで覚えておいてください。
XXモデルの場合は全ステッチ補強は必須だと思います。
今回のように色抜けして生地が弱っていると、糸も間違いなく弱っています。
ちょっと話が脱線してしまいましたが、、、
今回の工賃が
エリの解体リペア 10000円
左右カフスの解体リペア 20000円(ボタン表再利用)
全ステッチ補強(影武者ステッチ)6000円
合計 36000円(別途送料)
工賃はどうしても割高になりますが、、、汗
ここまで破れていても、何とか直します!
オーダーお待ちしております。
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