リーバイス507XX(2nd ジャケット)ビンテージ 第一ボタン付近の解体リペア(ボタンを外して、両面再利用しました)

こんにちは ジーンズリペア&クラフト hands-onです。

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今回紹介するのはこちらです。

ビンテージのGジャンです。

507XX 通称 セカンドジャケット

解体リペアの依頼でした。

すでに解体しておりますが、、、

第一ボタン付近にダメージが出ていました。

よく見ると、ボタンの真横から破れていませんか?

こうなると、ボタンを外してから下地をリペアしないといけませんね、、、汗

(ボタンが邪魔なので、ミシンの針が届きません)

外したボタンになります。

ビンテージのボタンは 再利用して欲しい!

という依頼が多いです。

金属パーツにもビンテージの価値があるからです。

当店のビンテージボタンの再利用には 2パターン あります。

A ボタン表のみ 再利用(無料)

B ボタン両面(表裏) 再利用(有料)

今回は B(有料) プランの依頼でした。

ビンテージボタンの両面再利用をスタートするまで

かなりの時間を要しました、、、汗

その理由は

外したボタン裏をそのまま再利用すると、強度が落ちるからです、、、汗

※一度プレスされて潰れた金属を伸ばしても、弱いです。

よって、外したボタン内部を根本的にリペアしております。

方法は企業秘密なのですが、、、

特殊な金属加工を行っております。

この方法によって、ビンテージボタンを再利用後も

安心して使ってくださることが可能です!

宜しくお願い致します。

注1)ビンテージボタンと書いておりますが、、、

リーバイスとLeeのビンテージボタン限定となります。

その他のブランドはまだ実績がありません、、、汗

注2)レギュラー、レプリカのボタン裏は再利用が出来ない場合がほとんどです。

これは内部構造が違うからです、、、汗

申し訳ございません。

解体した部分 ダメージをリペアしました。

穴は完全に埋めました!

ここに金属パーツが打ち込まれるので

下地は強度が必要です。

エリ先部分です。

生地が欠損していたので、生地を移植しました。

地味に面倒な部分です、、、汗

裏側からもどうぞ!

リペアで重要なのは ダメージの周辺補強です。

負荷が掛かる部分は補強しないといけません。

出来上がりがこちらになります!

解体リペアなので、綺麗に仕上がったと思います。

今回は穴埋めリペアを行いました。

穴埋めリペアにはメリットとデメリットがあります。

メリット ダメージ跡が目立たない

デメリット リペアした部分が硬くなる

今回、穴埋めリペアを選択したのは

着用時に、硬さが気にならない部分だったからです。

リペア方法とリペア位置 どちらも考慮しないといけません。

色々と気を使います、、、

ボタン表の再利用を行っております。

ボタン裏側の再利用も成功しております。

ボタンの内部を特殊金属加工にてリペアしておりますが

内部の事なので、表からはもちろん見えません。

実は、、、ボタン位置を外側にずらしております。

これはお客様からの要望でした。

第一ボタンを閉めた時に、首が苦しいので

ちょっとだけ外側に付け直して欲しい

との事だったのです。

赤丸部分をご覧ください。

ボタンの跡が色落ちせずに、濃く残っていると思います。

(ビフォーの解体画像でもわかると思います)

言われてみると、確かにボタン位置が元から寄っていますね、、、汗

これもビンテージの個体差?

当時はかなり適当だったのかもしれませんね。

というわけで、ちょっとしたダメージかもしれませんが

かなり難易度が高いリペアでした、、、汗

今回の工賃ですが

フロント部分とエリ先 解体リペア 7000円

ビンテージボタン 両面再利用取り付け 3000円

合計10000円(別途送料)となります。

納品後、喜びのメールを頂きました!

ほっと一安心です。

オーダーお待ちしております。

・当店のウェブサイトをまとめたリンク集になります。

リペアのご依頼や商品のご購入などは、こちらからお願い致します。

https://hands-on-jeans.com/holt

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