こんにちは ジーンズリペア&リメイク hands-onです。
※画像クリック(タップ)で詳細表示に変わります。
インスタグラム投稿の際は ハッシュタグ ♯handsondenim をお願い致します。
SNSの投稿が簡単なので、どうしてもそちらを使ってしまいます、、、汗
久しぶりにブログも更新したいと思います。
ちょっと世間話からしたいと思います。
新型コロナウイルスの事です。
被害の拡大に連れて、
反比例したかのように、、、
当店への依頼が縮小しております、、、汗
今は、依頼品が溜まっておりますので
(2月3月は依頼が多かったです)
それを黙々とこなすだけです。
あとは、オリジナルジーンズ予約分の生産もあるので
そちらの作業も進行したいと思っております。
先が見えない状況ですが、、、涙
依頼品をお待ちのお客様、宜しくお願い致します。
前置きが長くなりましたが、、、汗
今回紹介するのはこちらです。
リーバイスに見えますが、、、
フルカウントのジーンズです。
リジッドからの穿き込みで、このようになってしまったそうです。
お客様目線で見ると
右お尻の下側の破れを直してください!
となりますが、、、
ジーンズのリペア職人目線だと
これは、、、左右お尻の全面補強が必要であると伝えます。
フルカウントのジーンズをリジッドから穿き込みとなると
破れていない部分も弱っております、、、汗
※破れている部分だけをその場しのぎで直しても
リペア後すぐに周囲がリペア部分に引っ張られて
破れてしまうからです。
それを聞かれたお客様も
こちらの意見を素直に聞いてくださりました(感謝)
工賃は高くなってしまいますが
これからも、長く穿かれる事を優先して直しております。
以上の事を踏まえた上で、、、
リペア後の紹介をします。
どうぞ!
今回は、いきなり裏側から紹介しようと思います!
今回のリペアで重要だと説明した
弱っている部分の全面補強を先に見て欲しいからです。
グレー色の当て布部分にて全面補強しております。
特に破れていた右お尻(この画像では左側)の下側まで
かなり広範囲の補強リペアとなっております。
こちらのジーンズはオール綿糸のビンテージ仕様でした。
チェーンステッチ部分(裏側)の糸切れも多数ありました。
(チェーンステッチの綿糸は裏側からの擦れに弱いです)
ここは劣化した綿糸の風合いを残す為に、影武者ステッチにて補強しています。
(目立たないのですが、細くて強い糸がマイクロピッチで入っているので強いです)
表から見るとこんな感じに仕上がっております。
色落ちに合わせて、補強ステッチを縫い込んでおります。
後ポケットは外してから補強リペアとなっております。
お尻と後ろポケットの際が弱っているからです。
リペア後に後ポケットを再ステッチなので、意外に面倒な部分となります。
ダメージ穴だった部分です。
リペア跡はわかりますが、必要十分な強度があります。
もっと縫い込みを増やすと、目立たないようになりますが
縫い込み過ぎでそこだけ硬くなりすぎます、、、汗
(穿き心地に影響するのでお勧めしません)
ちなみに、ダメージ穴部分は周辺補強よりも
当て布の厚みがあるので、少ない縫い込みでも強度があります。
リペア穴部分が目立つ=リペアが弱い ではありませんので
どうか、ご理解の程宜しくお願い致します。
以上でございます。
こちらの工賃は10000円(別途送料)となります。
今回のお客様は関東方面から遠路はるばる、ご来店して頂きました。
(新型コロナが発生する前)
納品後、とても喜ばれていました。
この度はありがとうございました。
オーダーお待ちしております。
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