こんにちは ジーンズリペア&リメイク hands-onです。
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新作オリジナジーンズの受注も無事に終了しました。
ブログでリペアの紹介が少なくなっているので、
今回は 画像多め で詳しく紹介しますね。
こちらはリーバイス501XX ビンテージです。
1940年代の片面タブ 通称47モデルになります。
入荷時からかなりリペアされていました。
(このリペア跡は当店ではございません)
依頼主ですが、遠路はるばる ご来店をして頂きました。
移動に半日位かかりそうな距離です、、、汗
本当にありがとうございました。
(遠方からのご来店も増えました、、、本当に感謝しています)
左右前ポケット入口のダメージがあります。
こちらは綺麗に直したい との事なので解体リペアをします。
リベット刻印 中央寄りです。
これが1940年代の証だと思います。
(1950年代になると刻印が全体に広くなります)
解体リペアではリベット表の再利用取り付けをします。
リーバイスは自信があります。
他社のリーバイスタイプも同じです。
(レプリカジーンズは殆どがリーバイスタイプです)
内股です。
擦り切れています。
ここも綺麗に直したいとの事なので、解体リペアをします。
ボタンフライ下のパーツを 持ち出し というのですが
ここが裏からあたって、ダメージになっています。
こちらも解体リペアをします。
左右お尻です。
過去にリペアされているのですが、、、
後ろポケットとの際からダメージが発生しています。
こちらも解体リペアをします。
(あとで裏からお見せします)
ベルトループです。
こちらも解体リペアをします。
(ベルトループは基本的に解体リペアです)
左右前ポケット入口裏側です。
ポケットスレキ(袋布)もダメージがあります。
部分的に直すよりも、新品交換をお勧めしています。
かなりの年代物です、生地自体も弱っています。
解体しました!
簡単に書いていますが、非常に時間が掛かります、、、汗
ビンテージデニムは生地が弱いので、解体時に破らないように
とても神経を使います。
後ろポケットも外しました。
裏から見てみましょう。
(このリペア跡は当店ではありません)
お分かりでしょうか?
前回リペアが 後ろポケットを外さないで 行ってあるので
お尻と後ろポケットの際にダメージが発生しています。
なので、今回は要解体リペアとなります。
内股~バックセンター部分です。
こちらも同じような現象です。
硬い縫い代の際からダメージが出ます。
今回はその隙間を補強リペアします。
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それではリペア後がこちらになります。
右前ポケット入口です。
解体リペアなので、綺麗な仕上がりだと思います。
サイドのアウトシームも解体リペアです。
綺麗な立体感を保っていますね。
長いサイドステッチも入れ直しで再現しています。
リベット表の再利用取り付けをしています。
裏側と突起部分は新品交換になります。
突起部分のツヤは数か月で馴染んできます。
(銅無垢素材を使っています)
左前ポケット入口も解体リペアなので、綺麗な仕上がりだと思います。
同じく脇の部分も解体リペアです。
内股部分です。
解体リペアなので、縫い代の立体感を失っていません。
前股(小股)部分です。
こちらも解体リペアをしました。
綺麗な状態を保っていると思います。
後身頃を見ていきましょう!
ベルトループは解体リペアです。
縫い直しには退色した綿糸を使っています。
ビンテージデニムの雰囲気を大切にします。
あと、革パッチは下の部分を手縫いで優しく縫っています。
革が弱々しいので、ミシンで縫えない状況なのです、、、汗
ステッチが外れて、ビロビロになっていました。
(ここだけは入荷時にすぐ直しました、、、今にも外れそうだったからです)
左右後ろポケット付け根のリペアを行っています。
わかりにくいですね、、、汗
あとで裏からお見せします。
まずはフロント部分の裏から見ていきましょう。
ポケットスレキ(袋布)を新品交換しています。
このような感じで補強しています。
当店の当て布はグレー系になります。
過去リペアの白系の布に重ねています。
ポケット下~ポケット外側まで補強リペアしています。
解体リペアなので、このような作業が可能になります。
めっちゃ手間なのですが、そのぶん仕上がりは綺麗ですよ!
前股(小股)の裏側です。
こちらも解体リペア+補強をしています。
再構築が大変な部分ですが、手間暇をかけて頑張っています!
お尻部分です。
当店の当て布はグレー系です。
このように隙間を埋めるようなリペアを行っています。
後ろポケットが上に乗るので、その基礎部分の補強が必要だと考えます。
最後に内股部分の裏側です。
縫い代が弱っていたので、全て補強しています。
今回のように
ダメージが全体的に広がった場合は
縫い代を解体して、根本からキッチリ直すべきだと考えます。
解体リペアは面倒で、手間賃がかなり掛かるので、正直言って割高です。
しかし、仕上がり重視されるのであれば
絶対にそちらをお勧めします。
一生物のジーンズを直したい! という場合などがそれに該当すると思います。
今回の工賃ですが 40000円(別途送料)でした。
ビンテージデニムの解体リペアはどうしても高くなりますが
ご理解ください。
(再構築するのもかなり大変な作業です)
宜しくお願い致します。
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