旧DENIMEのジーンズ 前ポケット入口の解体リペア、スレキの交換、リベット表再利用取り付け、、、などなど色々なリペア

こんにちは ジーンズリペア&リメイク hands-onです。

※画像クリック(タップ)で詳細表示に変わります。

S66デニムトートバッグ作りをスタートしました。

(予定では4/1からでしたが、、、苦笑)

SNSで進捗状況を報告しますので、宜しくお願い致します。

今回のブログは画像が非常に多いです、、、汗

頑張って解説していきますので

宜しくお願い致します。

今回紹介するのはこちらです。

(ビフォー画像から紹介します)

凄い色落ちのジーンズです。

何年物でしょうか?

サイド部分の擦り切れです。

前ポケットのステッチ切れは以前補強ステッチでリペアしています。

このジーンズは以前何度かリペアしています。

こちらは旧DENIMEのジーンズです。

刻印がDENIME‐HY になっています。

HYは当時のデザイナーだった 林さんのイニシャル?

旧DENIMEは当店でもリペア依頼の多いブランドです。

我々アラフォー世代にとって、色落ちを楽しむジーンズとしての

パイオニアだったと思います。

想い出が詰まったジーンズはダメージが出ても

リペアしながら穿き続けたいという方が多いです。

前ポケット裏側のスレキが破れています。

かなりポケットを酷使されたような印象です。

周辺生地も弱っています。

こちらはキッチリ直したいとの事でしたので

解体リペア&スレキの新品交換を行います。

そのまま右足の下をチェックします。

ヒザ部分にダメージ穴がありますが、、、

この色落ちから見ると太ももの全面補強も必要だと判断しました。

破れる前に補強しておくと安心して穿けますので、、、

左右のスソです。

こちらも定番のダメージ状況ですが、、、

スソを解いてからリペアを行います。

(スソは基本的に解体リペアです)

というわけで、、、

右前ポケット周辺を解体しました!

サイドはアウトシームも解いています。

通常はアウトシームは解かないようにリペアをしますが

アウトシーム部分にダメージがある場合は例外です。

リベット表は再利用取り付けをするので

このように外しています。

それではリペア後のアフターがこちらになります。

リベット表の再利用取り付けに成功しました。

※このようなリーバイスタイプのリベットは表の再利用取り付けが可能です。

リーバイスのレプリカジーンズも全て可能だと思います。

ポケットの裏側も見てください。

スレキを新品交換しているので

綺麗に直っています。

サイドステッチ付近の立体感も保っています。

綺麗に直すには解体リペアがお勧めです。

アウトシーム付近も解体リペアを行っています。

これで安心して穿く事が出来ます。

このジーンズは外側の擦れが大きい印象です。

ビフォー画像が無かった部分ですが、、、

サイド~お尻に向かっての部分も全面補強をしました。

色落ちやアタリ感をみると、そのダメージ感がわかると思います。

やはり補強リペアが必要だと判断しました。

かなり手間だったのですが、、、

後ろポケットも一度外してから下地補強リペアを行っています。

(後ろポケットのリペアは過去に行った部分です)

ここまで色落ちが進行していて

生地全体が弱っていると、中途半端なリペアは出来ません。

今後も長く穿けるように、キッチリ直します。

太ももの全面補強リペア後です。

ヒザ穴は小さかったので、穴埋めしました。

※小さい穴だと穴埋めしても問題ありませんが

大きい穴は穴埋めしない方が良いです(硬さが気になります)

スソのリペア後です。

スソのアタリ感を残しつつ、リペアをしています。

今度は裏から見ていきましょう!

全面補強の跡とスレキの交換です。

旧DENIMEのスレキは縦長なので、同様に再現しています。

こんな感じになっています。

リベットの裏側は既製品に交換しています。

前ポケットに物を入れる方は、デニム部分にもダメージが出ます。

よって、このように一番上まで補強が必要です。

お尻~サイド部分まで広範囲の補強リペアです。

これは本当に手間が掛かる作業です、、、汗

全部解体してパーツ別にリペアしてから再構築です。

アウトシームの裏側までキッチリ直しています。

これでまたガンガン穿いても大丈夫でしょう!

最後にスソのチェーンステッチ仕上げ部分です。

新品ジーンズのスソ上げとは難易度が違います。

スソ上げで使う専用ゲージ(ラッパ)を使いません。

指の感覚によるフリーハンドのチェーンステッチ仕上げです。

ここも時間が掛かる部分です。

(元のステッチ跡がずれないように気を使います)

以上でございます。

こちらの工賃が

右前ポケットの解体リペア、ポケットスレキの交換、リベット表再利用取り付け

10000円

右サイドの解体リペア、お尻部分まで広範囲の補強リペア(後ろポケット外し有り)

10000円

右足の太ももの全面補強リペア

5000円

左右スソの解体リペア、チェーンステッチ仕上げ

5000円

合計30000円(別途送料)

高額なビンテージジーンズのリペアではなくて

新品から長年穿き込んで、思い入れの強いジーンズのリペアも多いです。

キッチリ直すと工賃も割高になりますが

それでも直して穿き続けたいという方がおられます。

オーダーお待ちしております。

・ご依頼の際は HP内の専用フォームからお願いします。

https://hands-on-jeans.com/contact.html

・ビンテージ(アンティーク)ミシンで作った製品も販売しております。

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(BASE検索 hands-on-jeans)

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